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2010年6月 8日 (火)

『日本の司法を考える会』での講演を聞いて

『日本の司法を考える会』における各氏のお話は以下の通り。

石川知裕衆院議員「村上正邦・鈴木宗男・佐藤栄佐久・中村喜四郎氏などみんな捕まった方々ばかりの『七転び八起きの会』という会合に参加したら今日の講演を依頼された。検察は明確な意図を持って小沢さんの権力を奪おうとしたのではないと思う。シナリオを練った人がいたとは思えない。日本を良くするためには悪い政治家は逮捕しなければならないという検察の使命感があった。集団的無意識・心に奥底にそういう思いがあり、小沢さんをターゲットにした。

私は昔からの業務を引き継いでいただけ。検察には小沢一郎という政治家への恐怖感があった。私に対しては、早稲田大学の同窓の検事が調べた。取調の半分以上が雑談。検察は、民主党政権になって取調べの可視化が行われることになるのを恐れた。『取調べの可視化についてどう思われますか』と何回か聞かれた。

マスコミは事実ではないことを平気で書く。ナマの調書と一言半句違わないことをどうして新聞は報道することができるのか。何処かでリークがある。世論形成が大きく影響を与える。

私にとって小沢さんは絶対権力者だとか言われているが、小沢さんと私とは師弟の関係ではあっても、私は十勝の有権者に選ばれて議員になった。選挙区には小沢さんが嫌いな人が大勢いる。その人たちをどう説得するかが大変だった。私は秘書として好かれてはいなかったと思う。しかし政治資金担当として、企業を開拓したことは評価された。

検察審査会の人たちも世論の期待にこたえたいという気持ちになるのではないか。水谷建設の人とは会っていないのに『読売新聞』に『会った』と報道されたのには驚いた。特捜部がいまだに水谷建設の言うことを信じているのが不思議。私は五千万円を貰っていない。このことは人生をかけて戦う。水谷は何故こんなウソをつかねばならないのか。その背景を解明してもらいたい。小沢さんを囲む建設業者の会合で、水谷建設の人と名刺交換をしたことはあるかもしれない。

取調べでは罵倒されなかった。検事個人への憎しみはない。検事から『この組織は恐ろしい。何でもできる。ちゃんと話さないと、どういう事態になるか分からない』と言われた。起訴されると九十九・九%有罪になるというが、有権者の期待にこたえるためにも、〇・一%の可能性に賭けたい。

推定無罪・未決なのだから、拘置所はもう少し自由であっても良い。自白しないと保釈しないのはおかしい。夜は電気がつけっぱなしなので寝るのがつらかった。自殺の恐れがあるから逮捕したと言われたが、死にたいと思ったことはあるが死のうと思ったことはない。

議員に当選した時、大久保さんから『手帳で人生が変わる』と言う言葉と共に手帳をたくさんプレゼントされた。たしかにこんな事態になり人生が変わった。鳩山氏は、小林ちよみ議員に『議員を辞めてもらいたい』と言ったが、鳩山氏には民主党を辞めてもらいたいと言う権力はあっても、議員を辞めろと言う権力はない。」

早川忠孝前衆院議員(弁護士)「国会議員に元被告人・元受刑者・元容疑者が増えているので、司法改革・刑務所改革・取調べの可視化などの動きが活発化している。受刑者に介護の資格を取ってもらって、刑務所近くの老人ホームで働いてもらうのも一つの方法。私の経験から言って、検察陰謀説には加担できない」

村上正邦氏「鳩山氏は、責任を取って辞めると言ったが、『自分と小沢氏は政倫審でも証人喚問にも出る』と言うべきだった。」

            ○

石川知裕氏については、「小沢の金の運び屋だ」などと言われていたし、童顔なので、大した人物ではないと思っていたが、率直に言って、なかなかしっかりとしていた。小沢氏に対しては少し距離を置いているのかという印象を持った。

考えてみれば、自民党は、優秀な人・やり手・力のある人の多くが党の外に出てしまっている。そして、民主党政権は、いよいよ左翼政権になった。「菅直人新体制」の主要メンバーに自民党にいた経験のある人がほとんどいない。「左翼」と言う定義が難しいが、総理・幹事長・衆参両院議長はみんな「元左翼運動家」である。もっとも自民党・元自民党にもおかしなのが多い。

愈々「歴史と傳統の国日本」の再興・再生の戦いを強めねばならない。天皇・皇室を蔑ろにし、軽視する政治家を厳しく糾弾しなければならない。

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