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2010年5月 1日 (土)

谷口貴康氏の出版記念会に出席して

今日出版記念会を行った谷口貴康氏は、生長の家の創始者・谷口雅春先生のお孫さんである。二度の大きな交通事故を起こし、短期間ではあるが囹圄の身になった。その後、長崎の生長の家の道場で修業された。そして、生長の家の最高幹部として、信徒指導に当たって来られたが、先年退職され、長崎で整体院を経営しておられる。

今回初めての著書を上梓された。なかなか衝撃的な内容である。若き頃の様々な苦難、二度の交通事故の経緯・精神的な葛藤を赤裸々に語り、到達した信仰的確信をつづっている。

私は、貴康氏の一番上のお姉さんである谷口佳世子さんとは、高校・大学時代に、生長の家の活動でご一緒していたが、貴康氏とは、年代が少し違うので、会うことはなかった。昨年末の村上正邦氏の社会復帰祝賀会で初めてお会いした。何か事故を起こしたということは昔から知っていたが、この本に書かれているような深刻な事態であったことは全く知らなかった。

新宗教の教祖は、信徒から生き神・生き仏のように崇められる。その家族も「神聖家族」として崇められる。であるがゆえに、なおさら、一般の人に持ち得ない精神的苦悩というものがあるということをこの本を読んで理解した。

谷口雅春先生ご夫妻が、入獄する貴康氏に出した手紙は涙なくしては読み得ない。もうその頃、お二人とも八十歳を越しておられた。生きている間に孫に更生し幸福になってもらいたいという切々とした思いがつづられている。

谷口貴康氏は、本来なら、今日も生長の家の最高幹部として、活躍しておられるべきなのである。現在総裁となっている貴康氏の兄・谷口雅宣氏は、自分の兄弟姉妹全員を教団から事実上追放した。また、教義面でも教団運営面でも、創始者の意志に背くようなことをしている。まことに困ったことである。

谷口貴康氏の著書に対する感想や、現在の生長の家の問題点について、いずれ詳しく書きたいと思っている。

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