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2010年4月10日 (土)

馬英九政権の共産支那すり寄りにどう対処すべきか

産経新聞外信部次長長谷川周人氏の講演で印象に残った話は次の通り。

「二〇〇六年から八年まで台北にいた。陳水扁政権から馬英九政権への政権移動まで取材した。日本に帰任して一年後の去年十一月、エイペック取材で訪台した。中国人の存在感が数だけでなく色々な面で大きくなっていた。シャーウッドホテルも中国人だらけで、バイキングで食事をあさっていた。宋美齢が経営していた中国様式のホテルの円山ホテルは、中国人ビジネスマンだらけ。円山ホテルは民進党創立の出発点だったが、今日中国人に占拠されている。歴史の皮肉。

陳水扁政権下では自由にものが書けた。馬英九政権になって馮寄台駐日代表は外省人と書いたら、ある公的機関から文書による抗議が来た。

中国は台湾がすり寄って来るのを大口を開けて待っている。中国人の高笑いが聞こえてくるようである。上海市長が台湾を初訪問した。初の公的文書の交換が行われた。

アメリカからの武器の購入は民進党政権下で決まっていた。国民党が反対して出来なかっただけ。アメリカは台湾を中国への外交カードとして利用して来た。台湾軍の将校は、『台湾軍のヘリコプターはアメリカの管理下に置かれている。部品の修理も台湾では出来ない』と語っていた。アメリカはF十六も台湾軍が上海攻撃を出来ないようにするため燃料タンクが小さいヤツを売る。台湾がP3Cを持つことによって日米台一体化システムが出来る。

馬英九は『日米安保は大事だ』と言うが、その一方で、『将来的に中国と和平協定を結ぶ』と言っている。連戦は中国に行って、『相互信頼関係に入り、軍事ホットラインを結び、合同軍事訓練を目指す』と言った。中台融和が進めば、政治のサジ加減一つで日本のシーレーンが脅かされる危険あり。台湾の東海域に中国の潜水艦がウヨウヨすれば日本のシーレーンと東アジアの安全はどうなるのか。台湾は中国に対する対抗軸になってほしい。

台湾のメティアに中国が資本参加などで影響力を増している。恫喝しても逆効果だと中国は認識したので、高等戦術で、メディアを支配して台湾の世論を動かそうとしている。

リーマンショックの後、中国は一人勝ちし活力を持った成長をつづけている。ティモシー・ガイトナー米財務長官が二回訪中した。以前は中国がアメリカの機嫌を取っていたが、今は逆。アメリカの国債を持っているのは中国。中国がこれを売ったらアメリカは破綻」。

              ○

台湾が共産支那に擦り寄るのを阻止することは日本の安全にとって緊急の課題である。ところが、日本自体が支那に擦り寄り、朝貢外交・土下座外交を行っているのだから、どうしようもないのである。台湾が共産支那に組み込まれたら、日本は軍事的に大変な危機に陥る。これを食い止めるために最大の努力をしなければならない。そのためには、日本の対支那弱腰外交克服が第一条件である。中華帝国主義に対して、外交的にも軍事的にも毅然として対峙すべきである。

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