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2010年4月 1日 (木)

『反日国家』韓国について

韓国は「反日国家」と言われている。しかし、先日の『金玉均先生墓前祭』の直会でお話しされた韓国の元軍高官の方のように、強い親日意識を持っておられる方もたくさんおられる。

名越二荒之助先生が団長となって、韓国を訪問した時、三・一独立運動事件発祥の地といわれるソウルのパゴダ公園に訪問団全員でバスに乗って行った。バスの横には、『李方子妃殿下墓参団』と書かれた垂れ幕が張ってあったので、一目で日本人の団体と分かる。

パゴダ公園には、三・一独立運動を示すレリーフがあったし、三・一独立宣言記念塔もあった。そして多くの老人たちがベンチなどに座って日向ぼっこをしていた。多数の日本人が公園に入って行ったのだから、何か抗議されるのではないかと思ったら、全く逆で、「日本の皆さんですか。よく来てくれました」と言って歓迎された。握手を求める老人もいた。大変嬉しかったし、面喰ってしまった。

また、何かの問題で、ソウルなどで反日運動が起こり、「喫茶店に日本人は入れてくれない。タクシーも乗せてくれない」などと日本では報道されていた時に訪韓したのだが、喫茶店などで入店を断られることは一切なかった。それどころか、ホテルの玄関の前で、客待ちをしていたタクシー運転手が、日本人のお客を取り合って喧嘩をしていた。私の乗ったタクシーの運転手は、私が南山公園の安重根記念館に赴き、安重根像に拝礼したら、とても感激してくれた。

来日した韓国の作曲家の方の話し合った時、私が「日本の演歌のルーツは、韓国の民謡といわれています」と言ったら、その方は、「とんでもない。韓国の西洋音楽はみんな日本から学んだものです。」と答えた。

ただし、韓国の反日教育は徹底していることはたしかである。釜山の龍頭山公園には、文禄・慶長の役の時、水軍を率いて日本軍と戦った李舜臣将軍の像が日本を睨んで立っていた。そして、三十八度線では、小さな李舜臣将軍の像が北を向いて立っていた。そして李舜臣将軍を祀っている施設(日本の神社のようなもの)には、多くの児童が参拝に来ていた。また、独立記念館は、反日の歴史に関する資料がこれでもかこれでもかというほど展示されていた。独立運動家が日本軍人に拷問されている人形もあった。

戦前の日本統治時代を経験した人々が親日的であり、戦後徹底した反日教育を受けた世代が反日的なのである。日本統治時代を体験した人は、日本人の悪いところも知っているが、反面良いところも知っている。ところが、実際に統治時代を体験していない人は、反日教育による知識しか知らないので、反日感情のみが醸成されるのであろう。これは困ったことである。

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