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2010年4月17日 (土)

自虐史観からの脱却について

一昨日の本欄で、近代日本の歴史について、「日本が無反省で良いというのではない。日本だけが悪かったという自虐史観から脱却せよ」と論じた。

近代日本の影の部分を野良犬のように嗅ぎまわり、見つけ出して、批判し、糾弾する勢力がわが国の内外に数多く存在する。とくに共産支那は自国のアジアにおける覇権確立の邪魔になる日本を貶めるために、過去の歴史問題を利用している。これを打ち破るためには、自虐史観からに脱却が絶対に必要である。事は祖国の独立維持の戦いなのである。

弱肉強食の世界状況下にあって、日本が独立を維持していくために、明治日本及び近代日本がいかに苦悩したかを正しく認識すべきである。文明開化・富国強兵を全面否定することはできない。西欧諸国との拮抗、とりわけ帝国主義との戦いをしなければならない時代に於いて、わが國の独立の維持とは、武力的拮抗でなければならなかった。欧米近代の国家の侵略による植民地化を跳ね除けるために「富国強兵」政策がとられた。「富国強兵」政策を否定することは出来ない。また、「富国強兵」を実現するために西洋の文物・学問・科学技術を取り入れることも大切であった。

しかし、その根底に日本伝統精神・倫理観がしっかりと確立していなければならなかった。「和魂洋才」とはかかることを意味したのだと考える。近代日本の欧化路線を批判し、近代日本が覇道を歩んだと弾劾するのは気分爽快かもしれない。しかし、祖国に生きる者はそれをしてはならない。するべきではない。何故かならば、それは萬止むを得ざることだったからである。

弱肉強食・強い者勝ちが冷厳な国際社会の原則である。それは今日でも変っていない。近代百数十年の国際社会を生き抜くためには、日本も強い国にならざるを得なかった。

西欧列強からの圧迫に対抗して日本の独立を維持しようという意志の表れとしての「攘夷精神」が、自らを強化するために西欧の科学技術・法制度・思想を輸入した。近代日本が、帝國主義国家と対峙しつつ独立国家として自立していくためには、近代化し軍備を整えねばならなかった。その道の到達点が、大東亜戦争であった。大東亜戦争は、明治維新以来の攘夷の戦いの総決算であった。決して日本のアジア侵略戦争ではなかった。

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