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2010年3月 5日 (金)

小沢一郎と検察について

検察はアメリカの手先だとか、戦後体制の象徴的存在であるという主張がある。そして、「検察に摘発された人々は、アメリカの日本支配の犠牲者である。戦勝国支配体制打倒を目指す者にとって地検特捜部は敵であり、敵の敵である小沢一郎を擁護すべし」という意見がある。

私は、検察が絶対に正義であるとは思わない。人権無視のひどい捜査や取り調べが行われることもあるだろう。だから冤罪事件が起こるのだ。しかし、検察の捜査の対象となった小沢を擁護すべしなどという意見には全く同意することはできない。

戦勝国支配体制の最も大きな柱である『現行偽憲法』の「天皇条項」を振り回して、天皇の政治利用を正当化するのみならず、天皇陛下を自己の権力の下に置き奉ろうとする小沢一郎こそ、戦勝国支配体制の申し子である。

また、戦勝国支配体制の軍事面での柱は米軍の日本駐留であるが、沖縄の米軍基地移転を利用して利権あさりをする小沢一郎こそ、戦勝国支配体制の悪質なる利益享受者である。

報道によると、小沢一郎が平成十七年十一月、沖縄県宜野座(ぎのざ)村で約五千二百平方メートルの土地を購入していたことが登記簿や衆院の資産等報告書で分かった。土地は米軍普天間飛行場の移設予定地に近く、購入直前に移設を盛り込んだ在日米軍再編の中間報告に合意していることから、投機目的の不動産取得の可能性があるという。しかも、小沢の「資産等報告書」に、小沢に定期預金はなく、沖縄の土地を買う多額の資産がどこにあったかも不明だという。国防・安保という国家の存亡にかかわることまで、自己の利権にするなどというは絶対に許されない。小沢一郎という男の本性がどういうものであるかが、この一事を以て明瞭である。

小沢一郎は、「政権交代」「議会制民主主義」「日本一新」などと綺麗事を言っているが、彼の本性は、政治権力を悪用した悪質なる利権政治家なのだ。そもそも小沢は、戦勝国支配体制下で、自己の権力と金力を増大させてきた張本人である。小沢こそ、戦後体制下における最も悪質なる利権政治家・金権政治家である。一刻も早く政界から追放せねばならない。

小沢一郎は「一連の疑惑について説明責任を果たせ」という国民の声に対して、記者会見で「不起訴になったことで、不正なことはしていないと主張してきたことが明白になった。検察当局の強制捜査を受けて、事情を説明した。その結果が(不起訴という)結果だから、これ以上の説明はないのではないか」「政治倫理審査会であれ何であれ、どこでも話すが、検察の捜査に勝るものない。強制力を持った捜査ですべてを調べてもらい、不正をしていないことが明らかになった。このことをもって国民は理解してくれると思う」と語り、責任は果たしたとの認識を示した。

「馬鹿も休み休み言え」と言いたい。密室で検察官にどんな説明をしようと、国民全体に説明責任を果たしたことにはならない。「開き直るその態度が気に入らないのよ」という歌の文句を思い出す。

小沢という人はいつも自分の都合に合わせて主張をころころ変える。小沢一郎は、嫌疑不十分で不起訴となったのだ。検察側は「証拠が足りなかった」と言っている。「不十分」「足りなかった」ということは、「不正をしていない」ということではない。「疑わしきは罰せず」ということだ。小沢氏は潔白ではないということだ。

小沢氏は、去年、自分の公設秘書が逮捕された時は、「政治的、法律的にも不公正な検察権力の行使だ」などと検察を批判した。そした今年になって強制捜査を受けた時にも、「なぜわたしの事務所だけ強制捜査されるのか。国民のために権力は公平、公正な活用をしなければならない」と検察を批判した。ところが今回、不起訴になるや、にわかに「検察の公正・公平に捜査で不起訴になった」などと言いだした。小沢一郎のこういう態度・姿勢を見れば、この人がいかにおかしな人物であるかが分かる。全く信用できない。

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