« 千駄木庵日乗三月二十四日 | トップページ | 千駄木庵日乗三月二十五日 »

2010年3月25日 (木)

国家民族の危機と國體精神の回復

今夕、お二人の同志と懇談した時、次のようなことを話した。

わが國には、対外的危機感が伝統精神の復活・回帰の熱望を呼び覚まし国家を変革してきた歴史がある。大化改新・明治維新がそれである。現代もそうした時期である。わが國の伝統の根幹は「天皇中心の國體」である。「天皇中心の國體」とは、神話の世界以来の信仰に基づき一系の血統と道統を保持し継承される天皇による國家統治ということである。

國家的危機において國體の本来の姿・あるべき姿に回帰する運動が必ず勃興した。これが日本におけるナショナリズムである。承久の変・元寇・建武中興・幕末の時期に起こった動きがその典型である。元寇の時には「神國思想」が謳歌され、欧米列強による侵略の危機に遭遇した幕末においては「尊皇攘夷思想」が謳歌された。

國家的危機においてはわが國は、天皇を中心とした國家的統一すなわち國體の本来の姿・あるべき姿に回帰する運動、そして天皇及びご皇室を中心にして「ますらをぶり」「剣魂」「もののふの心」が勃興した。これが日本におけるナショナリズムである。

歴史は繰り返すと言うが、今日の日本も幕末当時と同じように、内憂外患交々来るといった状況になっている。対外的には、教科書問題・靖國問題・領土問題・歴史問題などを見ても明白なように、支那や韓國から侮りを受け、領土は侵され、國家としての自主独立性は失われている。しかも國家防衛はアメリカに依存している。対内的には、政治家は与野党を問わず政権争い権力争いのみに狂奔し、正しき國家の進路を指し示す事ができない。

こうした状況を打開するためには、日本的変革の原理たる「天皇中心の國體の明徴化」の理念を基本とした大変革即ち平成維新を断行しなければならない。

今日、政治の混乱・経済の停滞・道義の低下・外圧の危機が顕著になっている。にもかかわらず人々の心の中に不安と空虚感が広まっている。これを克服するためには、日本民族としての主体性が大事になってくる。

今日の政治家も変革・改革という言葉を連発しているが、危機を脱出するためには、単に政治体制の変革だけでなく、国民精神の革新・日本伝統精神の復興が行なわれなければならない。

|

« 千駄木庵日乗三月二十四日 | トップページ | 千駄木庵日乗三月二十五日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/47902258

この記事へのトラックバック一覧です: 国家民族の危機と國體精神の回復:

« 千駄木庵日乗三月二十四日 | トップページ | 千駄木庵日乗三月二十五日 »