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2010年3月 8日 (月)

明治維新と現代

                            

 わが國には、対外的危機感が伝統精神の復活・回帰の熱望を呼び覚まし国家を変革してきた歴史がある。大化改新・明治維新がそれである。現代もそうした時期である。わが國の伝統の根幹は「天皇中心の國體」である。「天皇中心の國體」とは、神話の世界以来の信仰に基づき一系の血統と道統を保持し継承される天皇による國家統治ということである。そして天皇の國家統治は、権力・武力による人民支配ではなく、祭祀主としての宗教的権威による統治(統べ治める)である。それは信仰共同体國家たる日本独特の國柄である。

 日本伝統精神は文献としての「神話」によって伝えられているだけではない。天皇は神話の世界からの道統である祭祀を今日においても行っておられる。天皇の祭祀は「生きてゐる神話」であり、天皇は「日本伝統精神の生きませる体現者」であらせられる。だから、天皇は生きたまふ神・現御神と申し上げて尊崇されてきたのである。

そして、國家的危機において國體の本来の姿・あるべき姿に回帰する運動が必ず勃興した。これが日本におけるナショナリズムである。元寇の時には「神國思想」が謳歌され、欧米列強の侵略の脅威を感じた幕末においては「尊皇攘夷思想」が謳歌された。

 今日も、政治の混乱・経済の停滞・道義の低下・外圧の危機が顕著になっている。にもかかわらず人々の心の中に不安と空虚感が広まっている。これを克服するためには、日本民族としての主体性が大事になってくる。

 

歴史は繰り返すと言うが、今日の日本も幕末当時と同じように、内憂外患交々来るといった状況になっている。支那や朝鮮から侮りを受け、領土は侵され、國家としての自主独立性は失われている。しかも國家防衛はアメリカに依存している。対内的には、政治家は与野党を問わず政権争い権力争いのみに狂奔し、正しき國家の進路を指し示す事ができない。

 こうした状況を打開するためには、やはり明治維新と同じように、日本的変革の原理たる「天皇中心の國體の明徴化」の理念を基本とした大変革即ち平成維新を断行しなければならないと信ずる。

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