« 兄弟愛と友愛、そして小沢と検察 | トップページ | 千駄木庵日乗二月十五日 »

2010年2月16日 (火)

民主党政権の危うさ

「農山村資源開発協会フォーラム」

石川多聞茨城県会議員が司会。平沼赳夫・園田博之両衆院議員、ボボソダグロムジョンジュラ駐日タジキキスタン大使、レンツェンドージクジット駐日モンゴル大使などが挨拶。

北畑隆生元経済産業事務次官(日本生命特別顧問)が講演し次のように語った。「年末に行ったデフレ宣言は大きな間違い。物価が下がるので設備投資を止めてしまう。生活用品のみがデフレ。石油・石炭・鉄鉱石は値段が上がっている。『設備投資するなら今だ』と言わねばならない。

人口減少による経済のボディブローをどうするかが政治の仕事。人口ボーナス(註・十五歳から六十歳までの総人口に対する比率のこと。一国の人口構成で、子供と老人が少なく、生産年齢人口が多い状態。豊富な労働力で高度の経済成長が可能。多産多死社会から少産少子社会へ変わる過程で現れる)で成長している国はアジアに移った。日本は、一九五〇年から人口ボーナスがどんどん増えた。一九九〇年からそれが無くなった。中国も一人っ子政策により二〇一五年で無くなる。中国・インドの成長が終わると、ベトナム・マレイシア・フィリッピンが出てくる。この中で日本は活力を見出すべし。政治が安定しないと人口ボーナスがあっても経済成長しない。

日本はアジアの経済成長でモデルを示し技術とお金を提供した。自動車や家電産業を支えているのは、日本の中小企業・裾野産業。

中国は内需で成長し始めている。若者が多く、未来に希望が持てる。中国は自動車大国になる。十三億の人口で、四千万台しか自動車が走っていない。一年間で三十万台増える。

日本は安全安心の産業を育てるべし。日本人は誠実だと言われている。外交が下手ということの裏返し。しかし、それは日本の良さ。中国はついて来れない。毒入り餃子はまだ解明されていない。中国人が高い金を出してコシヒカリを買うのは安全安心だから。

地方に公共事業によりかからない産業を育成すべし。成功例はたくさんある。宮城県は建設会社は、ワサビ栽培をやって成功した。観光は右肩上がりの産業。地域産業活性化には、地域資源の発掘・仕掛け人・持続性が必要。『赤福』『白い恋人たち』は真面目な従業員によるガバナンスが効いて復活した。

JR東海の平均延着率は四十秒。生真面目さ・潔癖さが良いものを作る。国土の狭さ・高速道路・新幹線が日本産業と生活の競争力を高めている。大変な経済効果をあげている。」

最後に頭山興助氏が挨拶し、「農業は国の根幹。皇室を戴く国のかたちが大事。まごころのこもった製品を作れば世界が買ってくれる。基本を大事にしたい」と語った。

           ○

経済のことは全く素人であるが、今日は良い話を聞いた。日本人は自信を喪失しているかのように見える。しかし、日本人は本来的に強い民族である。日本人の勤勉性・真面目さ・潔癖さは、相当なものである。これを今後とも大切にしていくべきである。日本の傳統精神に回帰しつつ現実を革新していく。それが日本の発展の基である。

また、官僚を批判しいじめれば良いというものではない。官僚の優秀性を大いに活用していくべきである。「デフレ宣言」を行った菅直人は、「官僚は馬鹿だ」と言った。私はそんなことを言う菅直人が大馬鹿だと思う。そんな人物が最重要閣僚になっている民主党政権は実に危うい。

私は世界で日本ほどいい国はないと思っている。それをおかしくする勢力を排除しなければならない。

頭山興助氏は、頭山満先生の孫で、小生は大変お世話に相成っている。司会を担当した石川多聞氏は、三十数年来の付き合い。石川氏は若き日、佐藤栄作氏が総裁を務め、千々波敬太郎氏が常任理事をしておられた「日本会」という国民運動団体の事務局におられた。

|

« 兄弟愛と友愛、そして小沢と検察 | トップページ | 千駄木庵日乗二月十五日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/47580046

この記事へのトラックバック一覧です: 民主党政権の危うさ:

« 兄弟愛と友愛、そして小沢と検察 | トップページ | 千駄木庵日乗二月十五日 »