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2010年2月11日 (木)

京都還幸論について

今日、政治の混乱・経済の停滞・道義の低下・外圧の危機が顕著になっている。にもかかわらず人々の心の中に不安と空虚感が広まっている。これを克服するためには、日本民族としての主体性・帰属意識(民族的一体感・国民的同一性)、帰属する共同体としての民族というものが大事になってくる。

天皇を君主の仰ぐ日本國體が正しく開顕することが、現下日本の危機を打開する道である。今日の日本の政治制度も、國会において多数を制した勢力の長が与党として内閣を組織するが、彼は天皇の「親任」を得ることによってはじめて「内閣総理大臣」としての地位につき國務を執行することができるのである。

いわゆる「天皇の政治利用」問題に関連して、京都還幸論が出されている。本日午前、皇居で、陛下御親臨のもと、行政刷新担当相に任命された枝野幸男氏の認証式が行われた。天皇陛下に京都にお遷りいただいたら、こうした認証式は、京都御所で行うのか、それとも、天皇陛下にわざわざ京都から東京まで出御いただいて東京で行うのか。

天皇に京都にお遷り願うことは、遷都ということである。政治権力機構も共に遷るということでなければならない。そうでなければ、日本天皇がわが日本の安定と発展の基礎であるという建国以来の尊い国柄を隠蔽することになる。

天皇・皇室のみに京都にお遷りいただくということは、天皇を事実上京都御所に幽閉し奉った江戸時代に戻るということだ。これはあってはならないことである。

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