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2010年2月 7日 (日)

生活第一・友愛・いのちは国家の独立と安全に上に成り立つ

『アジア問題懇話会』におけるある防衛問題の専門家の講演で印象に残った話は次の通り。(聞き書きですから文責は当然のことながら小生にあります)

「金正日は最短で一年以内に息を引き取る可能性あり。北朝鮮は一月に集中治療室の設備を西側から購入した。中国は、北朝鮮の緊急事態における軍事力を使った危機管理のことを詰めていない。北の権力空白で内乱になった時、中国軍が北に急派されるというシナリオはあまり現実的ではない。

核保有国としての成果を得て、米と不可侵条約を締結するのが金正日の望み。核抑止力によってアメリカを身動きできなくして、韓国攻撃への予行演習をしたのが、一月の動き。北朝鮮に軟着陸させようとしている時に、テロ支援国家指定は逆効果という判断がアメリカにあった。オバマ政権は中間選挙までに、北朝鮮問題で何らかの成果を出したい。

金正日の息子の代になる時、内乱の可能性あり。その時日本がどうするかが問題。今の日本の政治情勢では、そんなことを考える余裕なし。

自信を持ち過ぎた中国は、中国による世界支配が最終目標。中国の国家戦略は、目的と手段が一致している。中国に文句を言う国は、国連活動の中で、封じ込める。中国は軍事力だけでなくあらゆる手段を一つの目的のために使用する国。日本は真似できない。

今の中国は八〇年代の日本と同じ勢い。大変のお金を持っている。規模は当時の日本より大きい。経済力を背景に世界戦略を展開。中国は、経済力・軍事力・政治力のバランスがとれた国。

金正日死後、何にも起こらない可能性もある。張成沢が運営する。しかし、張成沢と反対派との内戦が起こる可能性もある。その時、米韓連合軍が北に入り、韓国による統一が行われる。中国が北に入る可能性は低い。中国に米中戦争になったら米に勝てる自信が無い。」などと語った。

千駄木庵主人曰く。朝鮮半島にどのような事態が起こるか分からない。北は、混乱期に日本に対して核兵器にあるいは生物兵器さらにゲリラによる先制攻撃を仕掛けてくる危険がある。また、台湾のみならず、わが国の尖閣そして沖縄に対して、中国による軍事力行使が起こる危険がある。

こうした事態が想定されるにもかかわらず、民主党政権は、『生活第一』『友愛』『いのちを大事に』などと耳触りの良いことばかりを言って、国防・安保・外交で正しい戦略を立てていない。それどころか、媚中外交を繰り広げている。アジアの平和が保たれ、日本国の独立と安全が維持されてこそ『国民生活』も『国民のいのち』も守られるのである。また、真の『友愛』が実現するのである。

「小沢一郎は、モラルを価値判断の基準に置いていない。法に触れなければ何をしても良いと思っている」という意見を聞いた。たしかにそう思える。また、「五月の大連休に小沢は代訪問団を組んでアメリカに行く」という。中国の次はアメリカなのだが、こんなことをしても、日本の外交的地位が高まるわけがない。

民族運動・維新運動は、国民から信頼され、権力者から恐れられる存在にならなければならない。政治家が右翼を恐れなくなったら終わりである。

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