« 千駄木庵日乗一月四日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月五日 »

2010年1月 5日 (火)

今上陛下の御製を拝し奉りて

昭和三十四年四月十日、当時中学一年生であった私は、テレビで中継されていた宮中三殿賢所において執行された「結婚の儀」を拝した。その荘重さ、神々しさに感激したことを覚えている。

今上天皇が「祭」について詠ませられた御製を掲げさせていただく。

昭和三十二年

歌会始御題 ともしび

ともしびの 静かにもゆる 神嘉殿 琴はじきうたふ 声ひくくひびく

昭和四十五年

新嘗祭

松明の 火に照らされて すのこの上 歩を進め行く 古思ひて

新嘗の 祭始まりぬ 神嘉殿 ひちきりの音 静かに流る

ひちきりの 音と合せて 歌ふ声 しじまの中に 低くたゆたふ

歌ふ声 静まりて聞ゆ この時に 告文読ます おほどかなる御声

昭和四十九年

歌会始御題 朝
神殿へ すのこの上を すすみ行く 年の始の 空白み初む   

昭和五十年

歌会始御題 祭り

神あそびの 歌流るるなか 告文の御声聞え来 新嘗の夜

平成二年

大嘗祭

父君の にひなめまつり しのびつつ 我がおほにへの まつり行なふ 

平成十七年

歳旦祭
明け初むる 賢所の 庭の面は 雪積む中に かがり火赤し

          ○

これらの御製は全て、皇居のおける祭祀の御事を詠ませられている。宮中三殿において、天皇のみ祭りが行われている。皇居は、明治維新前までは、徳川将軍家の居城であったとしても、今日は、まことに以て神聖不可侵の聖域である。亀井静香はこのことをよくよく認識すべきである。

|

« 千駄木庵日乗一月四日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月五日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/47208652

この記事へのトラックバック一覧です: 今上陛下の御製を拝し奉りて:

« 千駄木庵日乗一月四日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月五日 »