« 千駄木庵日乗一月三日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月四日 »

2010年1月 4日 (月)

『騎馬民族征服説』について

小沢一郎が、韓国の大学のおける講演で語った江上波夫氏の「騎馬民族征服説」なるものは、専門史家には受け入れられていない。

この学説が成り立つためには、古墳時代の西日本に騎馬民族の痕跡が残っていなければならないはずだが、その実例はない。そもそも日本を征服するほど多くの騎馬軍団が、どうやって日本海を越えてきたのか。ずっと後の時代の「元寇」でさえ失敗したのに、古代においてそのようなことは不可能であったろう。

太古より、朝鮮半島南部と北部九州との間で、交流があったであろう。お互いに影響し合ったであろう。馬の一頭や二頭は朝鮮半島から日本に持ち込まれたであろう。しかし、「古事記」「日本書紀」に一行の記述もない騎馬軍団の日本来襲などというのは全くあり得ないことである。

考古学的に何ら証明されず、定説にもなっていない空想とも言って良い「説」を、滔々と韓国で論じた小沢一郎という人の常識を疑う。韓国に媚び諂ったとしか言いようがない。

|

« 千駄木庵日乗一月三日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月四日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/47198823

この記事へのトラックバック一覧です: 『騎馬民族征服説』について:

« 千駄木庵日乗一月三日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月四日 »