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2010年1月25日 (月)

啄木の歌

今夜懇談した友人も、母上が自宅で寝たきり状態であるという。のみならず、母上は人工透析を受けておられ、三日に一回くらいに病院に付き添って行っているという。母上をおぶうことがあるが、その時に思い出すのは、石川啄木の次の歌であるという。

「たはむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず」

私もこの歌を読むたびに、胸が迫る。

私の場合は、父がまさに寝たきりの状態で、その痩せ細った體を見ると、本当に切ない。何とか元の体に戻ってほしいと思う。

医師が言うには、私の父は、生命力が非常に旺盛であるとのとである。戦前・戦中・戦後の厳しい時代を生き抜いて来た人は基本的に体力があるという。全く贅沢ということとは縁が無かった父であるが、かえってそれが良かったのかと思う。

毎朝、毎晩、仏前神前で、父母の生命力の蘇りと長寿を祈っている。また、病院では、父の体をさすりつつ、快癒を祈っている。

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