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2010年1月31日 (日)

尊皇攘夷の精神と現代

先日、ある方と懇談をしていて、心に残る話を聞いた。その方は、「日本の現状を憂え祖国を守る戦いは重要だが、その根幹にしっかりとした尊皇精神が無ければならない。明治維新は、『尊皇攘夷』を基本理念にした戦いであった。今日も戦いもそうであらねばならない」と語っていた。全く同感である。

明治維新は、西洋列強の日本に対する圧迫が強まった時、これを撥ね除けるために、「藩」といふ地域そして「士農工商」という身分制度を乗り越えて、天皇を中心とした日本國家・民族の一体感・運命共同意識を回復して外敵に当たろうとしたのである。それを「尊皇攘夷」といふ。天皇を尊び、外國の侵略からわが國を守るといふ精神である。

「攘夷」とは夷狄(野蛮な外國)を打ち払ふといふことである。西欧列強といふ侵略者、異質の文化に直面した日本民族の國民的自覚と祖國防衛・独立維持の情念の噴出である。アメリカやロシアの軍艦の来航といふ國家的危機に直面して、國防意識が全國民的に高まった時に、自然に発生し燃え上がった激しき情念である。

 

天皇中心の國體を正しく開顕し、天皇を國家の中心に仰いでこそ、日本國の主體性は確立され、外國の侵略を撃退し祖國の独立を維持することができる。事実、明治維新断行後、天皇を統治者として仰ぎつつ、封建的身分制度は廃止され、廃藩置県によって統一國家が建設され、帝國憲法の発布・議会政治が開始された。そしてわが国は、欧米列強の支配下に置かれることはなかった。

共産支那や北朝鮮の「傲慢無礼」な反日政策・対日侮蔑外交が繰り返されている今日、わが國民は、「民族の正気」を回復し、屈辱と汚名を晴らす行動に出なければならない。

現代日本は、國民の皇室尊崇の念が薄れつつあり、伝統信仰が顧みられなくなりつつある。これが今日の國家の弱体化の原因であり、このままでは國家崩壊につながる。

「いのち」も大切である。「友愛精神」も必要だ。しかし、今日においては、民族の正氣・日本の心を回復せしめなければ日本は危うい。

外患に当って、「神祭・神事」が盛んになるのは、わが國の伝統である。現代においてこそ、祭祀主日本天皇の真姿が開顕されるべきである。今こそ天皇を中心とした國家の回復を目指す皇道大維新運動を繰り広げねばならない。

今日の日本も内憂外患を除去するために、明治維新の精神に回帰し、明治維新と同じように、日本的変革の原理たる「天皇中心の國體の明徴化」の理念を基本とした大変革即ち平成維新を断行しなければならないと信ずる。

民主党政権は、明治維新以来の大変革を行うと言っているが、「尊皇攘夷」の精神が確立されていないで、真の維新が出来るはずがない。むしろ、日本國體を破壊せんとし、祖国日本の独立を危うくしているのが、民主党政権である。

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