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2010年1月 8日 (金)

日本民族の起源と包容力

日本民族は、「太古、ポリネシア系の海洋民族がまず基盤にあり、その後、米づくり文化を持った集団が主として東南アジアから日本に到着し、鉄器文化を持った集団が朝鮮半島から到来し、この三つの集団が、人種的にも文化的にも統合され合体して形成された」というのが、通説だという。

日本民族が外来民族・外来文化に対して包容力があるのは、こうした民族の形成に原因があると思われる。古代日本において、朝鮮半島などから渡来した人々は、異民族として違和感や差別観を殆ど持たれることなく、日本民族の中に同化していった。これも、太古からの日本の包容的な歴史に基づくと考えられる。

しかも古代国家が形成されて以来、今日に至るまで、上御一人の祭祀主を君主と仰いできた国は、日本以外に世界に存在しない。

古代日本において、朝鮮半島からの渡来人が政治的・文化的に活躍した事は事実であるが、それは、すでに形成されていた天皇を祭祀主と仰ぐ信仰共同体・祭祀国家の統治の中に入ることによって可能だったのである。

日本天皇および日本国民は、騎馬民族という一つの民族の後裔ではない。そういう空想的な俗説に惑わされてはならない。

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