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2009年12月 5日 (土)

千駄木庵日乗十二月四日

午前は、母のお世話。

午後は、原稿執筆の準備など。

午後四時より、赤坂の日本財団ビルにて、東京財団政策懇談会・「新しい政治の夜明け-オバマ政権下のアメリカ政治を考える」開催。久保文明(東京財団上席研究員、東京大学教授)がモデレーター(チャットや掲示板の「調整役」、簡単に言えば司会のことだそうである)を務めた。サイモン・ローゼンバーグ(NDN代表・1992年大統領選でクリントン候補の選対本部スタッフを務めた後、民主党全国委員会や同指導者会議のメンバーとして活躍している人だとのこと)がスピーカー(講演者という意味であろう)として講演し、「日本にはじめて来た。二つの人種の親を持つ人が五十三%の票を獲得して大統領になった。上下両院を民主党が支配。ワシントンDCの家庭にはラジオは既にない。インターネットと携帯電話が普及。テレビのチャンネルは八〇〇ある。アメリカ近代政治はテレビによって変化した。議会が共和党支配から民主党支配に移ったのはインターネットのお陰。オバマがクリントンに勝ったのもインターネットのお陰。二〇五〇年には白人がマイノリティになる。情報があるということと知識があるということとは異なる。シンプルな時代は長い時間をかけてものを考えることができた。今は情報を得るのは簡単。自分の興味のあることにアクセスするのは簡単。自分の価値観を持って対応していくしかない。」などと語った。

「情報と知識とは異なる」というのは全く同感である。情報過多になって、自分でしっかりと考えなくなり、しっかりとした知識も思想も持てなくなる危険がある。

この後、病院に赴き、父に付き添う。

帰宅後は、原稿執筆。

           ○

自民党の谷垣総裁は、先頃、靖国神社に参拝した。今日は、自主憲法制定に意欲を示した。自民党は野党になってややまともになったという感がある。しかし、民主党との違いを出すためだけのためで、政権を取ったら、また元に戻るというのでは困る。もともと谷垣氏は宮沢喜一・加藤紘一などと同じ宏池会だから、いわゆるリベラル派に属すると思っていたが、そうではなかったのであろうか。そうなら大いに結構である。

自民党結党以来、鳩山一郎初代総裁・岸信介三代総裁は、自主憲法制定を目指していたが、池田勇人・佐藤栄作両氏が、『憲法は定着した』などと言って、自主憲法制定を顧みなくなった。これが今日の混迷の原因の一つである。

それにしても、民主党政権の混迷ぶりにはあいた口がふさがらない。亀井・福島両氏に引っかき回されっぱなしである。亀井氏などは『俺が内閣だ』などと言っていた。普天間基地問題での鳩山氏のブレ方もひどい。

三党連立はあとどのくらい持つのであろうか。政界の混迷だけならまだいいが、国家民族の行く手が危うくなることを憂える。

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