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2009年12月17日 (木)

小沢一郎の悪逆不逞と『禁中並びに公家諸法度』

今日お会いした憲法学者の小林節慶応大学教授は、「皇室は俗事に関わらないことが大切。小沢一郎が、天皇陛下を政治利用して、習近平を引見していただいたのは誤り。民族派の価値が問われる瞬間です。お励み下さい」と言われた。身も縮む思いであった。

オバマ米大統領が、天皇陛下に深々と頭を垂れ、共産支那の習近平も天皇陛下に対し奉り一応謹んだ態度をとったのは、日本天皇の神聖なる権威と御稜威をかしこんだからである。日本天皇の「権力・武力」を恐れたからではない。日本國體の素晴らしさは、実にここにある。しかるに、日本政府と政権与党が、天皇陛下を政治利用して、天皇の神聖性を冒瀆するという暴挙を行ったのである。内側から日本國體を破壊せんとする行為であり、何とも許し難い。

今回の事態を見ていて、江戸時代初期、臣下である徳川家康と秀忠が、天皇及び朝廷に対し奉り、法的規制を行った『禁中並公家諸法度』制定を想起した。この「法度」なるものは、天皇・朝廷さえも、幕府の監督・命令・規制を受けなければならないとするまさに悪逆不逞の『法度』である。現行占領憲法の『天皇条項』と相似である。

その第一条には「一 天子諸芸能ノ事、第一御学問也。」とある。即ち、「天皇さまは、学問と和歌などの励んでおられれば良い、国家統治にはかかわってはらない」という規制をかけた条文である。

小沢一郎の「天皇陛下は内閣と助言と承認(で行うと)、憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だとかいったら天皇陛下、何もできないじゃない。内閣に何も助言も承認も求めないで、んじゃ、天皇陛下が個人で勝手にやんの? そうじゃないでしょ」という「偽憲法」を盾にとった、天皇陛下を貶める悪逆不逞の主張は、徳川家康・秀忠の『禁中並公家諸法度』による、天皇・朝廷への圧迫と軌を一にする。まことに許し難い。

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