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2009年11月 5日 (木)

千駄木庵日乗十一月四日

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、『政治文化情報』次号の原稿執筆準備。

午後六時半より、豊島区立駒込地域文化創造館にて、『萬葉古代史研究会』開催。小生が大伴家持の歌を講義。今日は、北朝鮮に抑留された経験を持つ方が出席されたので、休憩時間に興味深い話を聞くことができた。

帰途、出席された方と懇談。この方の父君は私たちがご指導いただいた維新運動の指導者であられるので、色々懐かしい思い出話の花が咲いた。

帰宅後も原稿執筆の準備。

            ○

何故、天皇は神聖なる御存在であるのか、それは天皇が、天照大神の地上に於ける御代理であらせられるという「神話の精神」によるのである。また、何故天皇が日本國の統治者であらせられるのか、それは天皇が、天照大神より日本國を統治せよと御命令を受けておられるという「神話の精神」によるのである。それ以外に理由はない。このことをまず以て確認しなければならない。古代から今日に至るまで様々な時代の変遷があったが、このことは決して変わることはない。

したがって『現行占領憲法』第一章の「天皇の地位は日本國民の総意に基づく」という条項は、天皇の御本質を正しく表現していない。

「神話の精神」と言うと非科學的だとか歴史的事実ではないと主張してこれを否定する人がいる。しかし、神話は荒唐無稽な伝承ではない。「神話」において語られているのは、一切のものごとの生成の根源であり古代人の英知の結晶であり、神話的真実なのである。「神話」には日本民族の中核的思想精神・根本的性格(國家観・人間観・宇宙観・神観・道義観・生活観など)が語られているのである。それは、天地自然・生きとし生けるもの一切の中に、神の命を見るという信仰精神である。

日本民族の「神話の精神」は、ただ単に『古事記』『日本書紀』といった文献だけでなく、「天皇の祭祀」という「生きた行事」によって今日まで継承され語られている。神話伝承と歴史とを切り離すことはできない。我が国の歴史は「神話」の世界を継承し、「神話」の精神の上に成立するのである。

維新とは、「今即神代」「高天原を地上へ」の実現である。「神話」には時間を超えた永遠の価値がある。日本民族の伝統的思想精神の結晶である「神話」への回帰こそが、現代の混迷を打開する方途である。

日本國體の根幹である「皇位継承」についても、『神代』『神話の世界』に回帰することが大切である。わが国においては、「神話」と「歴史」の混同ということはあり得ない。國體・天皇に関しては「今即神代」という信仰精神を根幹にして考えるべきである。ご歴代天皇は、天照大御神の「生みの御子」であらせられる。だから、現御神・現人神・日の御子と仰ぐのである。天照大神の『生みの御子』としてのご本質は、瓊瓊杵尊も神武天皇も今上天皇も全く同じである。

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