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2009年11月27日 (金)

千駄木庵日乗十一月二十六日

朝、宿舎を出発。先輩同志と共に帰京。

病院に赴き、父に付き添う。何としても父の苦しみを軽くしてあげたいの一念である。

帰宅後は、諸雑務。

            ○

『日本を糺す会』の会場となった熱海の古屋旅館は、二百年の歴史を持つ老舗旅館で、徳富蘇峰・若槻礼次郎・東郷平八郎・東條英機・横山大観・坪内逍遥・川合玉堂・前田青邨などがよく訪れたという。特に大東亜戦争中は、徳富蘇峰と東條英機がよく秘密会合を持ったという。

徳富蘇峰は、近代日本の代表的な歴史家であり言論人である。徳富蘇峰の代表的著作『近世日本国民史』は、大正七年から昭和二十七年にかけて執筆され、全100巻にも及ぶ近世安土桃山時代)以降の近代初期まで日本通史である。私もそのうちの何冊かを持っている。最終巻の『明治三傑』は、西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通について書かれた名著である。

徳富蘇峰はまた、明治二十三年に『国民新聞』を創刊した。『日本を糺す会』には、その『国民新聞』の現在の発行人兼主筆である山田惠久氏も出席された。この由緒ある旅館で、大東亜戦争敗北後におけるアメリカによる日本弱体化、そして今日唯今のおけるアメリカの日本支配の実態について論じられた。

               ○

仕分け作業というのが行われているが、あれは一体どういう法律的根拠に基づいて行われているのか。そして仕分け人という人々は一体どういう資格で事を行っているのか。正しく国民に示されていない。ただメディアが面白おかしく報道するのみである。「聖域はない」という言葉を金科玉条にしているが、国防について安易にしてムードに流された仕分けなるものが行われたとしたらまことに危険である。また、法務省・警察庁についてはどういう事業仕分けが行われるのか、警察官僚・法務官僚に対しても他省庁と同じように『人民裁判』的質問や追及が行われるのかどうか、見ものである。

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