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2009年11月11日 (水)

千駄木庵日乗十一月十日

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、広尾の山種美術館にて開催中の『新美術館開館記念特別展 速水御舟展日本画への挑戦』参観。

「大正から昭和を駆け抜けた日本画家・速水御舟。40年の短い生涯におよそ700余点の作品を残しました…初期の南画風の作風から、細密描写、象徴的作風、写実と装飾を融合した画風、そして水墨画へと、御舟はその生涯を通じて、短いサイクルで次々と新しい試みに挑み続け、常に挑戦者であろうとしました。新『山種美術館』開館記念特別展では、…山種美術館所蔵の御舟作品をすべて展示し、皆様にいま一度、御舟作品の凄みを体感していただきたいと思っています。」(案内書)との趣旨で開催された。

重要文化財の『炎舞』をはじめ『翠苔緑芝』『錦木』『白芙蓉』など実に彩色が見事な作品を観る。速水御舟のこれだけ数多くの作品をいっぺんに観たのは今回が初めてだが、なかなか迫力があった。もっと長生きをしていたら、さらに見事な作品をのこしたであろうと思われる。

山種美術館は、昭和417月、日本初の日本画専門の美術館として日本橋兜町に開館した。創立者は山種証券創業者の山﨑種二氏。その後、千代田区三番町に移り、この十月に広尾に新装開館した。三番町は、靖国神社や小生の母校二松学舎のすぐ近くなので大変便利だったが、広尾というところは小生の家から遠く、不便になってしまった。今日も恵比寿の駅から二十分ほど歩いた。途中歩道橋などもあり、肥満体の小生には少し苦痛であった。目黒・広尾・恵比寿というところは、私宅からは山手線の反対側なので、なかなか来る機会が無い。しかし、これから開館記念で、東山魁夷・横山大観・竹内栖鳳・奥村土牛の展覧会が開かれるという。この美術館のカレンダーは毎年購入して、父母の部屋と私の部屋に飾っている。今日も買ってきた。

父母のお世話などがあり、なかなか旅行に行くことができなくなったので、機会をつくっては美術館見学を楽しんでいる。

帰宅後は、『政治文化情報』発送準備など。

          ○

民主党の小沢一郎幹事長は、永住外国人への地方参政権付与法案について「外交政策が背景にある問題。やるならば原則として政府提案でやった方がいいと思っている」と述べ、臨時国会への議員立法提出に否定的な考えを示した。あまりに反対が多いので、方向転換したのだろうか。ただし政府提案となると、もっと強硬な姿勢で臨むということになりかねない。

小沢幹事長は、「全日本仏教会」会長の松長有慶・高野山真言宗管長と会談した後、「キリスト教もイスラム教も排他的だ。排他的なキリスト教を背景とした文明は、欧米社会の行き詰まっている姿そのものだ。その点、仏教はあらゆるものを受け入れ、みんな仏になれるという度量の大きい宗教だ」などと述べたことを明らかにした。さらに、小沢氏は記者団に、「キリスト教文明は非常に排他的で、独善的な宗教だと私は思っている」とも語った。

小沢氏の発言は、基本的に間違った議論ではない。しかし仏教界へのリップサービスで言ったのであろう。政権政党の「独裁者」がこのような発言をすると、欧米諸国やイスラム諸国から反発を受ける可能性がある。

小沢の言うことなすことに文句をつけると言われるのも嫌だが、私に言わせれば、小沢一郎氏の政治姿勢こそ、排他的であり、一神教的だと思うのだがどうだろうか。そもそも小沢氏が推進した小選挙区制は二者択一の選択肢しかないという一神教的な制度である。

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