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2009年11月 1日 (日)

千駄木庵日乗十月三十一日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、青山の根津美術館にて開催中の『新・根津美術館展 国宝那智瀧図と自然の造形』参観。

「根津美術館は新創開館いたしました。開館から一年間は、八回にわたる新創記念特別展を開催し、コレクションを代表する優品の数々を新しい展示環境の中でご覧いただきます。新しい根津美術館は、日本・東洋の古美術と広大な日本庭園との融和をテーマのひとつにしています。優れた美術と四季折々の自然をともに楽しめる新・根津美術館の新創記念特別展。そのオープニングを飾るのは、自然をモチーフにした絵画・工芸の名品展です。…いずれも根津美術館の顔というべき作品の数々を通じて、日本美術における自然表現の豊かさをご観賞ください。」(案内書)との趣旨で開催された。

『那智瀧図』、『観瀑図』(芸阿弥筆)、『和漢朗詠抄』(本阿弥光悦筆)、『百人一首帖』(八条宮智仁親王筆)古代支那の殷時代の青銅器『饕餮文方盉』、『双羊尊』、『装飾時計機械』( C・トンプソン作)などを見る。

古代支那の青銅器にはまことに精緻な模様が施されており、感嘆した。紀元前十三世紀から四世紀頃のものである。支那古代には素晴らしい文化があったということである。

根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎(一八六〇~一九四〇)が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館である。

美術館の敷地は根津嘉一郎の私邸跡で、現在も広大な日本庭園があり、庭内には茶室が点在している。庭も散策したが、窪地があるためか、都心とは思えない幽邃の地になっている。広大な庭をへめぐりつつ、今日格差社会と言われているが、戦前の格差社会と比べれば大したことはないと思った。

帰途、上野で知人と懇談。

帰宅後は、書状執筆など。

写真は根津美術館の庭園です。

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