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2009年10月 9日 (金)

千駄木庵日乗十月八日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して原稿執筆。

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今朝は台風が去り、清々しい青空が広がりました。田谷力三さんが歌った『オーソレミオ』というカンツォーネの「晴々と日は輝き、嵐去りし清き空に、なお風はそよと吹きて、晴々と日は輝く、我が身には汝のみぞ、日と輝る」という歌詞のとおりでした。

「本是神州清潔之民」という日本漢詩があるように、わが民族はすがすがしさ、清らかさ、清潔さを好みます。我が国伝統信仰には、『禊』という行事があります。また「大祓詞」という祝詞もあります。台風が多く、水が清らかな日本の風土に生きる日本民族なればこそ清潔を好むのであります。

「天の下 清くはらひて 上古(いにしへ)の 御まつりごとに 復(かへ)るよろこべ」

橘曙覧(江戸末期の歌人・國学者。越前の人)が維新の精神を詠んだ歌です。清明心(きよらけくあきらけき心)が日本民族の傳統的道義精神です。現状の穢れを祓ひ清め、神代のままの清く麗しい日本を回復することを喜び希求した歌です。維新すなはち復古即革新の精神をうたひあげてゐます。この歌の心が維新=日本的変革の根本精神であると思ひます。

我が国の維新の道統もまさに清らかさを好む民族精神と一体なのであります。そこで今朝詠んだ拙歌を記します。

「天地を 清く祓へる うれしさに 台風一過の 青空仰ぐ」

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