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2009年10月30日 (金)

千駄木庵日乗十月二十九日

朝、医師の往診があり、父母に付き添う。

その後、父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、在宅して書状執筆・資料の整理など。

夕刻、地元の友人と懇談。そして、三十年近く営業していた地元のスナックが今月末で閉店するということなので、久しぶりにその店に行く。お酒は少ししか飲まなかったが、渡辺はま子さんや田端義夫さんの歌を十曲以上歌う。声量も声の艶も衰えていないとのことで、安心する。

このお店には、開店直後に忠孝塾の故木村秀二先生に連れて行っていただいた。本当に懐かしい思い出である。木村先生には実に良くしていただいた。その頃の木村先生はちょうど還暦を過ぎた頃、即ち今の私の同じくらいの年齢であったと思う。

開店当初二十歳代だったママさんは、もう五十歳になっていた。御主人も同じ。まことに月日のたつのは早いものである。夫婦で頑張ってきたのだが、カラオケボックスに押されて、お客が減ったのと、体力的に深夜までの営業は無理になってきたので、閉店することになったという。幸いご主人が料理人であるので、料理店を開くという。しかし長年やっていた店がなくなるのは本当にさみしい。

今の若者は歌を歌わなくなっているという。「グルメとパソコンと貯蓄が趣味」という若者が増えているという。果たして良いことなのか、困ったことなのか、私には分からない。昔は何処のスナックに行ってもマイクの奪い合いのような盛況であったが、今はそうではなくなっていることは確かである。お客は中年・老年が多い。今日もお客のほとんどは六十歳以上の人だった。三十年前には三十二、三歳だった私も今や還暦を過ぎたのであるから、そういうことなのだろう。

渡辺はま子さんの「支那の夜」「雨のオランダ坂」、田端義夫さんの「嘆きのピエロ」「ふるさとの灯台」、そして木村先生の好きだった美空ひばりさんの「みだれ髪」などをしみじみと歌った。

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受信: 2009年10月30日 (金) 23時01分

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