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2009年10月12日 (月)

千駄木庵日乗十月十一日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は上野公園の東京国立博物館平成館にて開催中の「御即位二十年記念 特別展『皇室の名宝日本美の華』」参観。

この展覧会は、「天皇陛下御即位二十年を記念して開かれるこの展覧会は、皇室に伝わる御物をはじめ、宮内庁所蔵の諸作品のなかから特に名高い名品を選び、ご紹介するものです。展示は一期と二期とに分けて行われ、すべての作品が展示替えされます。一期は江戸時代から明治時代までの絵画と工芸品を中心とし、二期は古代から江戸時代までの考古、絵画、書跡、工芸品で構成します。一期では、狩野永徳の唐獅子図屏風、海北友松の浜松図屏風などの近世美術の名品、さらには伊藤若冲の動植綵絵三十幅が一堂に会します。また、横山大観の朝陽霊峰はじめ鈴木長吉の銀製百寿花瓶、川之邊一朝の菊蒔絵螺鈿棚など帝室技芸員による近代の美術の力作をご覧いただきます。」(案内書)との趣旨で開かれた。

伊藤若冲の「動植綵絵」、狩野永徳・狩野常の「唐獅子図屏風」、酒井抱一の「花鳥十二ヶ月図」、横山大観の「朝陽霊峰」、高村光雲・山崎朝雲の「萬歳楽置物」、河井寬次郎の「紫紅壺」、鏑木清方の「讚春」、海野勝珉の「蘭陵王置物」、など、近世・近代の絵画・彫刻などの文字通り名品を拝観した。

伊藤若冲の「動植綵絵」と酒井抱一の「花鳥十二ヶ月図」は、息をのむ美しさであった。こういう見事な作品は、よその国にはないのではないだろうか。ともかく、日本の美術は見事である。

神代以来の歴史と伝統を持つ日本皇室は、日本文化の中心であることをあらためて認識した。美術のみならず、文藝、宗教・学問・建築なども、すべて皇室を中心に継承されてきた。皇室の御存在なくして日本文化の継承も発展はあり得なかった。日本の国柄の素晴らしさを実感した。まさに日本國體は万邦無比である。

天皇・皇室への献上品、あるいは天皇の勅命によって創作せられた芸術品は、それこそ全身全霊を傾けて創作される。そのことが芸術の水準を高めることとなるのである。

また、皇室に伝えられる文化文物の継承と保存・修理は大変な事業である。十分に予算措置が講じられることを願う。戦前までは、皇室が美術・工芸作家を育成・顕彰訴される帝室技芸員制度というのがあっが、戦後廃止された。皇室制度の弱体化政策によるものと思われる。こういう意義のある制度は復活されるべきである。皇室制度の弱体化政策は、わが国の文化・美術は継承発展にも重大な影響を与えているのである。

ともかく今日は久しぶり見ごたえのある美術展を拝観させていただいた。

               ○

帰宅後は、資料の整理。

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