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2009年10月14日 (水)

千駄木庵日乗十月十三日

午前は、父に付き添って病院に赴く。今日は定期的な診察と治療。

午後は、諸雑務。

午後七時より、ホテルサンルート高田馬場にて、『一水会フォーラム』開催。竹田恒泰氏(作家・慶応大学大学院講師)が講演し、「國體という言葉が死語になっている。保守政党が無い。どういうバラマキをやるかだけで政権が出来た。国民に媚びた。

『悪いことが起これば天皇の不徳、良いことは国民の努力のおかげ』と考えるのが、天皇の理想像。

天皇陛下が外国に行幸されている時は、衆議院解散は行われない。衆議院の解散を行うのは総理ではない。天皇陛下である。衆議院の解散は天皇の大権。『詔書』の国璽には、『大日本国』と刻まれている。日本国の正式名称は『大日本国』。

天皇不親政は大和朝廷成立からの伝統。皇太子も豪族が集まって決めた。大和朝廷が出来て以来、日本は合議制。高天原も合議制。天皇は政治的決定をしない御存在。政治権力が決めたことは、天皇の玉体を通して実行される。外圧の時、日本がまとまらない時には、天皇親政があった。

國體とは、万世一系の天皇が日本国を統治し給うということ。『大日本帝国憲法』第一条につきる。これが崩れたら日本は無い。日の御子が治める国を日本と言う。國體さえ継承されれば九条なんてどうでもいい。

二千年以上続いている国は世界で日本のみ。中国の四千年はウソ。王朝が変わるたびに根絶やしにされた。

憲法をどう見るか。保守に足りないのは理論。その核は憲法第一条。今上天皇は第二代天皇であるというのが憲法学界の定説。『現行憲法』は新しい憲法が立てられたのではない。『大日本帝国憲法』を改正したもの。『現行憲法』には、天皇の『上諭』があり、『朕は、日本國民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至ったことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝國憲法第七十三条による帝國議會の議決を経た帝國憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。』と示されている。

無効論・破棄論は天皇の御意志に反する。仮に当時の国会に自由意志が無かった、連合国の思い通りにつくられたとしても、天皇が公布されたという事実は重い。『勅命を以て審議が始められ、法的連続性を立てろ』とマッカーサーは指示した。『現行憲法無効論』は『八月革命説』を補強する。

『国民主権』の主権と、『天皇主権』主権とは異なる。国策の中身を決定するのは日本国民。それを体現するのが、天皇。『現行憲法無効論』は先帝陛下と今上陛下のお考えを否定することとなる」と語った。

終了後、懇親会。

           ○

『現行憲法』が諸悪の根源であることは間違いない。その認識に立った上で、『現行憲法改正論』『現行憲法無効論』「自主憲法制定論』『大日本帝国憲法復原論』などがある。法律論、憲法論は、理論が色々立てられ、甲論乙駁が繰り返されてきた。

竹田氏の論議は尊皇の至情に基づいている。しかし私は『大日本帝國憲法』に回帰しそれを復元することが正道であると思う。『現行占領憲法』は形式的には『大日本帝國憲法』を「改正」したものだから、次の改正では、いったん『大日本帝國憲法』に回帰し復元して、それを改正するというのが正しいと思う。原点に回帰するということである。

『現行占領憲法』は、その「制定過程」そのものが全く違法にして理不尽なものである。戦勝國アメリカが國際法を踏みにじって押し付けた憲法をその改正条項に従って改正するというのは、「押し付け」という行為を肯定し、『占領憲法』に正統性を持たせることとなる。戦勝國の押し付けという根本的欠陥を引きずったままの「改憲」では憲法に正統性がなくなる。

『大日本帝國憲法』に回帰した上での改正となれば、先帝陛下の「上諭」に背くことにもならないと思う。『大日本帝國憲法』を復元し、それを改正するというのが正しい道であると思う。

國の基本法についてはあくまでも正義を貫かねばならない。ともかく、『現行占領憲法』は、その制定過程ばかりでなく内容もアメリカ製である。この憲法がなくならない限り日本は真の独立國とは言えないし、日本の真の再生はあり得ない。それどころか『現行憲法』がある限り國體破壊がどんどん進行していくと思う。

大変畏れ多いことであるが、「天皇及日本国政府ノ国家統治ノ権限ハ本降伏条項ヲ実施スル為適当ト認ムル措置ヲ執ル聯合国最高司令官ノ制限ノ下ニ置カルルモノトス」(バーンズ回答・正しくは「隷属ノ下」と訳されるべきというのが定説である。)とされている時期の『天皇の御意志』は、『自由に表明された御意志』即ち「大御心」とは異なると私は思う。これは、先帝陛下の大御心をないがしろにするということではなく、むしろ、「天皇の大御心」に回帰するということである。

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