« 千駄木庵日乗十月二十九日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月三十一日 »

2009年10月31日 (土)

千駄木庵日乗十月三十日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して諸雑務・資料の整理。

         ○

 今日資料を整理していて、次の論文を見つけた。小林宏晨氏(日大教授)は、「確かに日本はサンフランシスコ対日平和条約で極東國際軍事裁判の執行が義務付けられた。しかしこの法的義務は、とりわけ当時未だ刑期の終結していない、いわゆる戦犯の刑期を条約当事諸國の承諾なしに勝手に縮小しないとか、賠償金を支払うことなどの個別的・具体的義務であって、極東國際軍事裁判の正当性の全てを受けいれることを意味しているものではない。戦犯の刑期は、通常では平和条約によって全て終了すべきものであったが、日本はあえてこの継続執行に同意した。…『東京裁判史観』の受け入れまでも法的に義務付けられてはいない。…そもそも極東軍事裁判は、全面的に國際法に基づく裁判ではなく、中立國をまじえない戦勝國の敗戦國に対する一方的裁判である。…いわゆるA級戦犯は、欧米の法治國家的重要法原理たる『罪刑法定主義』原則に真向から違反して断罪されたのである。」(正当でない「東京裁判史観」・『世界日報』平成十七年五月七日号所載)と論じておられる。

 「罪刑法定主義」とは、いかなる行為が犯罪とされ、それにいかなる刑罰が科せられるかということを、あらかじめ法律で定めておかなければ人を処罰することはできないとする主義で、近代自由主義刑法の基本原則である。極東國際軍事裁判はこの原則を全く無視し踏み躙って行われたものであり、裁判の名に値しないのである。文字通り戦争行為としての復讐である。極東國際軍事裁判は無効である。

 そもそもアメリカや旧ソ連にわが國を裁く資格などはなかったのである。アメリカや旧ソ連こそ正義と人道をもっとも踏み躙った國である。また、戦後において正義と人道を踏みにじり続けている國が共産支那である。

アメリカは、原爆投下や各都市への無差別爆撃によってわが國の非武装國民(民間人)を大量に殺戮した。ソ連は、まだ有効だった『日ソ中立不可侵条約』を一方的に踏み躙ってわが國及び満州國に武力侵攻し、多くの民間人を殺戮するのみならず、わが國軍民を不当不法に抑留し、多くの人々を死に至らしめた。このような國に「正義と人道」をお題目としてわが國を裁く資格は毛筋の横幅ほどもなかったのである。

 

『東京裁判』は勝った方が負けた方を裁いたのだから『裁判』ではない。勝者による敗者に対する報復でしかない。そこで処刑された人々は、報復戦で戦い斃れた方々であり、立派な戦死者であり、国のために命を捧げた護国の英霊である。靖国神社のご祭神として祀られるのは当然すぎるほど当然である。

昭和二十八年、わが国政府は当時の国会の決議を踏まえて戦勝国即ちかつての敵国の言う「戦争犯罪人」を戦死者と認定しその遺族に「戦没者遺族等援護法及び恩給法」の適用を通達した。いわゆる「戦犯者」は戦没者であるというのは国家意思と言っても良い。今になって外国からの干渉に怯えて「戦犯」は戦死者ではないから靖国神社に祭るのは間違っているなどと言うのはまさしく歴史への冒瀆である。

|

« 千駄木庵日乗十月二十九日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月三十一日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/46627912

この記事へのトラックバック一覧です: 千駄木庵日乗十月三十日:

« 千駄木庵日乗十月二十九日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月三十一日 »