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2009年10月15日 (木)

千駄木庵日乗十月十四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、神道家の方を囲んで同志数人と勉強会。

終了後、懇親会。

帰宅後は、『政治文化情報』の発送準備。

         ○

今日の勉強会で神道家の方から伺った話などを踏まえて、次のようなことを考えた。世界の国々には、『民族主義者』『愛国者』と言われる人々がいる。そういう人々及び集団が政党を結成し、国政に大きな影響を与えている国もある。ロシアのジリノフスキー氏及びロシア自由民主党はその典型であろう。フランスには『フランス国民戦線』という組織がある。ドイツ・イタリアなどにもそういう勢力があり、一定の影響力を持っている。

ジリノフスキー氏は、「日本は太平洋戦争の敗戦で、当時の政治体制を連合国側から『ファシズム』だと糾弾され、戦後は民主主義の信奉者のごとく振る舞っているが、日本の開戦が本当にファシズムによるものだったのか?とんでもない。あれは追いつめられた日本の”国を救う”ための最後の策だったに過ぎない。国益の擁護、と言い替えることもできる。」「日本の敗戦直後、ソ連軍が満州の関東軍を襲った。私自身はあの攻撃は間違いだったと考えているが、あれもソ連にとっては国益の擁護だった。」「対中国で利害の一致する日本は、今こそロシアと組むべきなのだ。」と語ったという。ただし、「北方領土返還できない」と主張しているという。これは絶対に受け入れることはできない。

こういう世界各国の愛国者が提携することが出来るかどうか。『愛国主義』『民族主義』とはいかなる定義であるのかが重要な問題となる。

わが国の『民族主義』『愛国主義』は、尊皇精神と不離一体である。そして、天皇はわが国の伝統精神の体現者であらせられる。我が国の伝統精神は排他的では全くない。むしろ、包容力に富み、真の意味で平和精神である。

私は各民族・各国の愛国主義・民族主義のとりわけ、アジアと欧米の間の矛盾と闘争を統合し、昇華せしめる精神がわが日本の文化・文明にあると思う。そういう可能性を求めていきたいと思う。現実の国家的危機に対処し、我が国の領土・安全・独立を守り抜きつつ、こういう精神を求めるのは非常に困難ではあるが、大和の心、四海同胞の精神が世界を救うと信じている。

今日お会いした神道家の方は、『萬葉集』に収められた志貴皇子の御歌

石激(いはばし)る垂水(たるみ)の上のさ蕨(わらび)の萌え出(いづ)る春になりにけるかも」

に、日本の伝統精神が表白されていると言われた。全く同感である。春となり新しき命が燃え出でることを喜んだ御歌であり、日本人の清らかさを好み、命を尊ぶ心が見事に歌われている。純日本精神とはこういう心であると思う。

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