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2009年9月23日 (水)

千駄木庵日乗九月二十二日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は六本木の泉屋博古館にて開催中の『高島屋史料館所蔵名品展』参観。

「髙島屋史料館は、近代日本画、洋画、図案、能装束、工芸品など多分野の優れた名品を数多く所蔵することで有名です。…今般、企画した本展覧会は、その所蔵作品の内、近代日本画、洋画に的を絞り、名品を一堂に集めて鑑賞することを第一とする…近代日本画と洋画を対比させることにより、両者の表現の差違、題材の異なり、材質の違いからもたらされる特質の差を見比べることも目的とし、日本の近代美術史上の特徴のひとつ―日本画と洋画の比較鑑賞―も楽しみたい」(案内書)との趣旨で開かれたもの。

岡田三郎助の「支那絹の前」、竹内栖鳳の「アレ夕立に」、奥田元宋の「霧晴るる湖」、平山郁夫の「ペルセポリス炎上」、オディロン・ルドンの「曙光のある出現」、梅原龍三郎の「桜島」「薔薇図」、などを鑑賞した。梅原龍三郎の絵がやはり良かった。荒っぽい描き方のようで、対象物の命を写し出していた。しかし全体的には期待したほどの展覧会ではなかった。

泉屋博古館はだれが読んでも『いずみやはくこかん』と読むと思うのだが、そうではなく『せんやはくこかん』と読むという。泉屋博古館は住友家が蒐集した美術品を保存、展示する美術館で、京都に本館があるとのこと。泉屋とは「住友財閥」の屋号だそうである。

あまり人がいない神谷町の街を散策。高層ビルや高層マンションが林立している。一体どういう人が住んでいるのであろうかと、いささか羨望の眼差しで「城山」何かと言うマンションを見上げた。この辺りも以前は木造二階家も多かったのだが、今は私の住む下町とは違った雰囲気の街になってしまった。

帰宅後は、資料の整理。いくら整理しても次から次へとたまっていく。

          ○

中華国民関係の資料を整理していて思い出したのだが、昭和四十年代後半、まだ蒋介石独裁政権下の台湾に初めて行った時、ホテルで『中央日報』という台湾の代表的な新聞を読んでびっくりした。なんと、汪精衛、毛沢東、葉剣英とは書かず、「汪逆精衛」「毛匪沢東」「葉匪剣英」と書いていた。汪精衛は、蒋介石と袂を分かち南京国民政府をつくり対日和平路線をとった人なので、逆族だということである。毛沢東・葉剣英は集団で人殺し・略奪などを行う匪賊扱いである。我が国においては、戦前の教科書でも、わざわざ「足利逆尊氏」などとは書かなかった。共産支那と協力関係にある馬英九も、蒋介石が生きていれば、「馬逆英九」あるいは「馬匪英九」ということになるのであろう。

日本と支那とはこれほどに文化感覚が異なるのである。簡単に「東アジア共同体」などが出来るはずもないし、出来たら困るのである。「友愛」という理念は正しい。しかし、闘争戦争絶え間なき現実を無視して、「友愛」という甘い言葉だけで外交を行うのは危険だ。鳩山氏が支那との友愛関係を確立したいのなら、まず以て核兵器廃絶を要求すべきである。また海南島にある東條元総理を縛り付けて跪かせた銅像の撤去を要求すべきである。

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