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2009年9月13日 (日)

千駄木庵日乗九月十二日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、内幸町の日本プレスセンターにて、「アジア問題懇話会」開催。政治評論家の花岡信昭氏が講演し、「四十年間政治を眺めて来たが、自民党がこれほどへたり切ってしまうというのは初めての経験。自民党本部は給与カットでしのぐ。リストラはしない。ようやく立ち直りつつある。

小沢は勝つためには何でもあり。ベタベタした人間関係を嫌う。利用できる間はうまく付き合う。それが終わったら知らん顔が小沢のスタンス。類まれな理念型政治家と思っていたがそうではなかった。民主党を手中に収めた。それが成功した原因は旧社会党と手を握ったこと。小沢は、『一番遠くにいる奴と手を握るとその中間にいる奴らを引き寄せることができる』と言っていた。本当の側近はいない。今一番親しいのは横路。政局至上主義と左派が手を結んだ危うさがある。

私は、左派ジャーナリズムは完全に敗北したと思っていた。雑誌論壇も保守が圧倒していた。しかしこの選挙結果を見ると違ったのかなという反省を迫られる。

一つの政党がとった議員数としては過去最高。しかし自民党支持の核の部分は残っている。得票率も、民主が四七%で、自民は三九%。ポヒュリズム選挙。農耕社会は村全体が気持を一つにしないと自分自身が安心できない。そういうことの表れではないか。四年前の選挙の裏返し。『生活第一』『政権交代』のフレーズが当たった。『責任力』というのは意味不明。自民党は電通、民社党は博報堂。広報戦略も自民党は間違えた。

鳩山の『宇宙人』というあだ名は山岡がつけた。小泉は自民党の集票マシンを片っ端からガタガタにした。麻生政権発足直後に解散したら良かった。麻生は学習院の持ち上がりだから、受験勉強をしていないので、漢字が読めない。

小沢は最高権力を握った。この状況に満足する小沢ではない。小沢は今の民主党幹部を全く信用していない。今まで左派と手を組んできたが、来年夏の参院選が左派と手を切る段階になる。しかし、自民党がパワーを持ち続けるかどうか。自民は、鳩山の故人献金問題、小沢の献金問題追及に手ぐすねをひいている。高村元外相が人格識見ともに立派。外務省でも評価が高い。ギラギラした権力欲も見せない。しかし派閥が弱いから彼を総裁にという話は出てこない。

公明は自民党についていてもメリットがない。与党志向が強い。公明が民主につけば左派切りが出来る。小沢の頭の中にあるのは、保守二党制。

インド洋給油活動は継続する可能性が高い。官公労の主軸をなす日教組・自治労は民主の手足。永住外国人参政権付与の実害は大したことはないと小沢は思っている。岡田の外務大臣は棚上げ。国内政局での動きが封じられた。岡田は通産官僚出身で保守リベラル。靖国神社問題に全く理解がない。国旗を傷つけたことを反省するよりも、党旗が神聖だ言ったところに鳩山の国家観が出ている。」と語った。

帰宅後は、「政治文化情報」原稿執筆。脱稿。印刷所に送付。

           ○

藤井裕久氏の財務大臣就任に小沢一郎が反対しているという。また渡部恒三を衆院議長にしなかった。藤井・渡部両氏が、献金問題で小沢の秘書が逮捕された時、小沢批判をしたからだという。永年小沢を支えてきた人に対しても小沢氏はこういう態度をとる。執念深いし、何んとも冷たい人間である。

公明党は、池田大作を守るためにあると言っても過言ではない。「池田氏証人喚問」をさせないためにも、与党であることが至上命題である。しかし、あれほど政教一致問題を追及してきた民主と手を組むことはいくらマインドことロールされているからと言って、学会員も納得しないだろう。また民主党に対して一般国民からも批判が起こるであろう。これが常識的な見方である。

土屋たかゆき氏が愈々戦いを開始した。支援しなければならない。

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