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2009年9月30日 (水)

千駄木庵日乗一月二十九日

午前は、父に付き添って病院に赴く。診察と治療を受けて帰宅。

午後は、丸の内の出光美術館にて開催中の『芭蕉 <奥の細道>からの贈りもの 併設:仙厓展』参観。

「松尾芭蕉(164494)は、その生涯の内に、句を記した懐紙や短冊、弟子たちに宛てた仮名の書状など、江戸時代の俳人としては突出した水準の、美しい仮名書跡を残しています。…芭蕉の俳人としての生涯を、俳風の変化に沿って三つに分け、俳諧の発展につれて三段階に変化した仮名の書風の変遷を辿った…三段階の変遷を基礎にしながら、特に、芭蕉の真跡仮名の内でも最も優雅で美しいといわれる、第二期の作品群を集めることに力を注いだ展示構成にしております。加えて、充実した筆力に支えられた様々な書風の書状もご覧いただけます。」(案内書)との趣旨で開催された。

「野分して盥に雨を聞く夜かな」「古池や蛙飛こむ水のをと」「枯枝に烏とまりたるや秋の暮」などの発句を、芭蕉自らが書いた懐紙や短冊、向井去来などに当てた芭蕉の書状などを見る。

併設の仙厓という人は、江戸時代の禅僧で、芭蕉を慕っていた人。自由な生き方をした人で、川柳、狂歌も多く詠んだ。「池あらば飛で芭蕉に聞かせたい」「古池や芭蕉飛こむ水の音」「楽しみは花の下より鼻の下」(花見の楽しみは花の下で花を見るより鼻の下の口で酒を呑むことという意)などの川柳が書かれた「画賛」などを見る。なかなか面白い坊さんであったようだ。「インド洋象の飛び込む水の音」という川柳を思い出した。

芭蕉の俳句や仙厓の川柳を読むとほのぼのとした気持ちになる。芭蕉の書がこれだけたくさん展示された展覧会は初めてであった。芭蕉の句では「五月雨をあつめて早し最上川」「此道や行人なしに秋の暮」「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」がやはり好きである。

この出光美術館からは、皇居桜田門と楠公像を眺めることができる。明治維新と建武中興の歴史を偲ぶ。

帰宅後は、資料の整理。

         ○

今日整理した資料に「神社新報」昨年六月十六日号があった。「天皇陛下御即位二十年奉祝委員会」の設立総会における鳩山総理(当時は民主党幹事長)の挨拶が載っていた。鳩山総理は「日本国は国民統合の象徴である天皇を元首とする民主主義国家である、そのように謳ふべきではないかと思ってをります。」と語っていた。つまり「現行占領憲法」の「天皇条項」を改正すべきであるという意見である。正論である。鳩山氏は総理大臣なのであるのだから、この正論を一刻も早く実行してもらいたい。

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2009年9月29日 (火)

千駄木庵日乗九月二十八日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して諸雑務及び資料の整理。

吉田松陰先生は、「安政の大獄」で処刑される直前、同囚の堀江克之助に与へた手紙の中で「天照の神勅に、『日嗣の隆えまさむこと、天壌と窮りなかるべし』と之あり候所、神勅相違なければ日本は未だ亡びず、日本未だ亡びざれば正気重ねて発生の時は必ずあるなり。唯今の時勢に頓着するは神勅を疑ふの罪軽からざるなり」と書かれた。

処刑の直前といふ絶望的状況にあっても、なほ、日本國體に対する絶対的信を保持せられた松陰先生に対し無上の尊敬の念を抱く。

今日、日本はまさに危機に瀕してゐる。しかし、神は必ず日本國と日本皇室を守り給ふ。『天壌無窮の神勅』に示されてゐるやうに、天照大御神の「生みの御子」であらせられる日本天皇がしろしめすわが日本國は永遠に不滅である。されば、現御神日本天皇の大御心を体し、日本伝統精神に回帰することによって、いかなる危機もこれを乗り切り、神國日本の真姿が回復すると確信する。

松陰先生はまた次のやうな辞世をのこされてゐる。

討たれたるわれをあはれと見む人は君を崇めて夷(えみし)攘へよ

 

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2009年9月28日 (月)

千駄木庵日乗九月二十七日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後一時より、靖国神社境内の靖国会館にて、「二宮報徳会」開催。田母神俊雄前空幕長が講演。少し遅れて行ったため、出席通知は出していたのだが、すでに満席で参加できなかった。いったん帰宅。

午後五時半より、東新宿の新宿文化センターホールにて、世界芸術文化振興協会主催オペラ『ゼウスの化身怪人ドン・ジョヴァン二』公演を鑑賞。総合プロデューサー及びドン・ジョバンニ役は深見東州氏。音楽顧問は栗林義信氏。指揮はドブス・フランクス氏。

『ドン・ジョバンニ』は、モーツァルト一七八七に作曲した作品。スペインの伝説上の人物で放蕩男のドン=ファン(ドン・ジョバンニ)を主人公とし、会う女性をことごとく誘惑しては捨ててきた主人公ドン・ジョバンニが最後に天罰を受ける物語。

深見氏が「日本文化でオペラを読み解く」という姿勢で製作したので、舞台は日本になっている。最後に天罰を下すのは、原作では墓場の石像が動き出して主人公を地獄に連れて行くのだが、この公演では不動明王になっている。オペラは親しみやすい芸術とはいえない状況であるが、こうした試みによって、多くの人々が日本文化と融合したオペラを鑑賞するようになると面白い。

私は、本格的なオペラを鑑賞したのは、今日が初めてで、出演者の声量豊かな歌唱とオーケストラの生の演奏は、なかなか楽しかった。田谷力三氏と親しくさせていただいていたので、田谷氏の公演は何回も鑑賞した。歌劇『椿姫』の「乾杯の歌」や喜歌劇『ボッカチオ』の「恋はやさし野辺の花よ」などは大好きである。田谷氏の持ち歌はほとんど歌うことができる。        

帰宅後は、諸雑務。

           ○

党の要である幹事長の小沢一郎氏がいつものような隠密行動で、イギリスからなかなか帰国しないので、民主党は党役員も確定せず、国会委員会人事も進まず、困っているという報道がなされている。こういう小沢氏に面と向かって文句が言える人がいないというのが民主党の最大の問題点である。とても自由で闊達な開かれた政党とは言えない。

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2009年9月27日 (日)

千駄木庵日乗九月二十六日

未明、異常を訴えた父の看病。何とか小康を得る。

午前、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

昼、あるマスコミ関係の方二人と懇談。

午後からは、在宅して資料の整理。 

         ○

西松建設による巨額献金事件に関連して、自民党議員には捜査が波及しないと発言したとされる漆間巌氏は九月十六日、内閣官房副長官を辞任し、後任には自治省出身の瀧野欣彌化就任したそうだ。漆間氏の「失言」が小沢氏をかえって有利にしたと思う。また、厳正中立であるべき、警察への信頼を失わせたと思う。

問題なのは、「政府・与党の政策決定一元化」の美名のもとに、法務省・警察庁所管の情報収集機関が、自民党政権より以上に、民主党政権の私兵となる危険があるということである。小沢一郎ならやりかねないというのが私の実感である。彼のたった一回の閣僚経歴は国家公安委員長である。『国策捜査だ』などと検察を批判していたこと自体、自分が権力を掌握したら『国策捜査』をやらせると言っているようなものである。

しかし、今度国家公安委員長の就任した中井洽氏という人はなかなか立派だと思う。国旗に深々と礼をしたからというだけではなく、拉致問題などに対する姿勢もまともだ。また取調べの可視化実現には、「司法取引・おとり捜査」容認が前提となるという意味のことを言った。これは、当分取調べの可視化は行わないと言っているのと同じである。私は警察権力の横暴には絶対に反対だが、犯罪取り締まりは徹底的にやってもらいたいと思っている。可視化というのはそれを鈍らせると思う。

小沢氏は、何故この時期にイギリスに行かねばならないのか。選挙制度・議会制度の調査などと言っているが、新政権誕生後の党内人事を行わねばならない大事な時に外国に行く必要はない。やはり病気治療なのだろうか思うのは邪推であろうか。

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2009年9月26日 (土)

千駄木庵日乗九月二十五日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

昼は、知人と懇談。最近の情勢について意見交換。

午後からは在宅して資料の整理。

         ○

思ふにし 死(しに)するものに あらませば 千度(ちたび)ぞ吾は われは死にかへらまし  

「萬葉集」に収められた笠女郎が大伴家持に贈った戀歌である。 

通釈は、「私が家持様を戀ひ焦がれることによって、死ぬものであったとしたら、私は千回も繰り返し死んだでありませう」といふ意。

戀ひ焦がれるあまり焦れ死にすることがあるのでしたら、私は千回死んでもなほ生き返ってあなたを愛し続けることでせうといふ歌。

命を懸けた戀愛の強さを表白した歌である。捨身の激しさが一首を貫いてゐる。何ものをも顧みない激しい戀歌。肉體はたとへ滅びても魂は永遠に生きて相手を戀ひ慕ふといふ歌。捨身無我の戀の歌である。愛の極致は捨身無我であらねばならない。大君そして國に対する愛も同じで、この歌に歌はれてゐるやうに捨身無我の境地に達する。それが「戀闕の心」であり「七生報国」の心である。

この歌は、巻十一に収められてゐる「柿本人麻呂歌集」の「戀するに死するものにあらませばわが身は千たび死にかへらまし」(二三九〇)といふ歌とよく似てゐる。こちらの歌は人麻呂自身の作といはれてゐる。笠女郎の歌と「人麻呂歌集」の歌のどちらが本歌であるかは分からない。

私の文藝上の師・中河與一先生は『人麻呂歌集』の歌の方を高く評価した。新感覚派の作家であった中河與一先生は、『萬葉集』を通して浪漫主義そしてさらに日本傳統精神に回帰するやうになった。その中河與一先生は、この人麻呂歌集の「戀するに」の歌に巡り合ひ、彼の代表作の一つである『愛戀無限』といふ戀愛小説にこの歌を引用した。

私が『萬葉集』に強く惹かれるやうになったのは、中河與一の『愛戀無限』を読んだことが一つのきっかけであった。還暦を過ぎた私は、もうこのやうな激しい戀をすることはないと思ふが、独身である以上、絶対にないとは言へない。

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2009年9月25日 (金)

千駄木庵日乗九月二十四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は『政界往来』の連載原稿執筆。

夕刻、新宿にて、日本思想史の研究者であると共に武道家の方と懇談。この方は水戸出身。徳川幕藩体制、水戸学など近世日本の尊皇思想、明治維新そして武道のことなどを語り合う。色々勉強になった。

帰宅後も、原稿執筆、脱稿、送付。

         ○

民主党は今回の総選挙で、「永住外国人(つまり在日韓国人)地方参政権付与・選択的夫婦別姓・国会図書館への恒久平和局の設置(国の予算で日本の加害の事実を発掘する部局を設置する)・従軍慰安婦に対する謝罪と補償法案・靖国神社に代わる国立戦争犠牲者追悼施設の建設」という彼等の唱えていた反日的亡国政策を「マニフェスト」に載せなかった。保守の票が逃げるのを防ぐためであろう。ずる賢い事をするものである。

民主党の専従職員や地方の活動家には、旧社会党や連合出身の左翼活動家が多くなっているという。極左も入り込んでいるという。民主党の小沢幹事長は、党の政策調査会の廃止を打ち出し、居場所を失った政調のスタッフが閣僚と一緒になって政府内に入り込んだ。スタッフの中に左翼活動家がいる危険性が極めて高い。彼らは公務員ではない。給与は民主党から支払われる。つまり公務員ではない。したがって、「守秘義務」もない。民主党がマニフェストに掲げた「政府・与党の政策決定一元化」の美名のもとに、法務省・警察庁・防衛省・外務省などのかかえる国家機密が左翼勢力に筒抜けになる恐れがある。まことに恐るべき事態である。民主党政権の実現によって大きな国家的危機が発生しつつあるのだ。鳩山総理は、左翼分子を政府部内から早急に排除すべきである。

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2009年9月24日 (木)

千駄木庵日乗九月二十三日

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後一時過ぎ、北区にある菩提寺に赴き、先祖のお墓を掃苔。墓石を清め、線香と供花を手向け、拝礼。

午後二時より、本堂にて、彼岸法要執行。読経・焼香。ご住職のお話を拝聴。この後、お茶とお菓子をいただく。

帰途上野に出て、買い物。連休最後の日なので賑わっていた。

帰宅後は、資料の整理など。

             ○

ご先祖のお墓を清め拝礼すると、自分の心も清められた思いがして、本当にすがすがしい。有難いことである。日本人は宗教心がないといわれるというが、本当だろうか。私にはそうは思えない。お彼岸とお盆には先祖のお墓にお参りする人は大変に多い。お盆休みというのも、そして春と秋のお彼岸も、先祖供養のための行事が行われる日である。お正月には、神社仏閣に初詣をする人は何千万にものぼる。日本人は敬神崇祖の念は強いと思う。こういう伝統的にして自然な信仰心は、人々の心を癒し、健康的にする。

しかし、霊感商法とか、おカルト宗教というのは困る。常軌を逸した布教活動、金品の要求で多くの民衆を困らせる。人々の持つ不安や病気や貧困など付け込んで、恐怖心を煽り、金を搾取する宗教が多い。こういう宗教は真っ平ご免である。私も宗教には大いに関心があり、色々な教団の本を読み、会合にも出た。大体どの宗教も、教祖とその後継者を神格化している。しかも必ずと言っていいほど、後継者争いや利権争いが起こる。起こらない宗教は稀である。『汝ら天地一切のものと和解せよ』を根本教義とする教団ですら、争いごとが起こっている。

世界の歴史を見ても、宗教戦争がどれほどの犠牲者を出したか計り知れない。今日もそれは止むことがないどころかますます激しくなっている。

わが日本の敬神崇祖の信仰心はまことに平和的であり、自然なものである。こういう心が平和の基になると考える。神仏を尊び、先祖に感謝し、親を敬い、自然を大切にする日本の心を大切にしたい。

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2009年9月23日 (水)

千駄木庵日乗九月二十二日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は六本木の泉屋博古館にて開催中の『高島屋史料館所蔵名品展』参観。

「髙島屋史料館は、近代日本画、洋画、図案、能装束、工芸品など多分野の優れた名品を数多く所蔵することで有名です。…今般、企画した本展覧会は、その所蔵作品の内、近代日本画、洋画に的を絞り、名品を一堂に集めて鑑賞することを第一とする…近代日本画と洋画を対比させることにより、両者の表現の差違、題材の異なり、材質の違いからもたらされる特質の差を見比べることも目的とし、日本の近代美術史上の特徴のひとつ―日本画と洋画の比較鑑賞―も楽しみたい」(案内書)との趣旨で開かれたもの。

岡田三郎助の「支那絹の前」、竹内栖鳳の「アレ夕立に」、奥田元宋の「霧晴るる湖」、平山郁夫の「ペルセポリス炎上」、オディロン・ルドンの「曙光のある出現」、梅原龍三郎の「桜島」「薔薇図」、などを鑑賞した。梅原龍三郎の絵がやはり良かった。荒っぽい描き方のようで、対象物の命を写し出していた。しかし全体的には期待したほどの展覧会ではなかった。

泉屋博古館はだれが読んでも『いずみやはくこかん』と読むと思うのだが、そうではなく『せんやはくこかん』と読むという。泉屋博古館は住友家が蒐集した美術品を保存、展示する美術館で、京都に本館があるとのこと。泉屋とは「住友財閥」の屋号だそうである。

あまり人がいない神谷町の街を散策。高層ビルや高層マンションが林立している。一体どういう人が住んでいるのであろうかと、いささか羨望の眼差しで「城山」何かと言うマンションを見上げた。この辺りも以前は木造二階家も多かったのだが、今は私の住む下町とは違った雰囲気の街になってしまった。

帰宅後は、資料の整理。いくら整理しても次から次へとたまっていく。

          ○

中華国民関係の資料を整理していて思い出したのだが、昭和四十年代後半、まだ蒋介石独裁政権下の台湾に初めて行った時、ホテルで『中央日報』という台湾の代表的な新聞を読んでびっくりした。なんと、汪精衛、毛沢東、葉剣英とは書かず、「汪逆精衛」「毛匪沢東」「葉匪剣英」と書いていた。汪精衛は、蒋介石と袂を分かち南京国民政府をつくり対日和平路線をとった人なので、逆族だということである。毛沢東・葉剣英は集団で人殺し・略奪などを行う匪賊扱いである。我が国においては、戦前の教科書でも、わざわざ「足利逆尊氏」などとは書かなかった。共産支那と協力関係にある馬英九も、蒋介石が生きていれば、「馬逆英九」あるいは「馬匪英九」ということになるのであろう。

日本と支那とはこれほどに文化感覚が異なるのである。簡単に「東アジア共同体」などが出来るはずもないし、出来たら困るのである。「友愛」という理念は正しい。しかし、闘争戦争絶え間なき現実を無視して、「友愛」という甘い言葉だけで外交を行うのは危険だ。鳩山氏が支那との友愛関係を確立したいのなら、まず以て核兵器廃絶を要求すべきである。また海南島にある東條元総理を縛り付けて跪かせた銅像の撤去を要求すべきである。

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2009年9月22日 (火)

千駄木庵日乗九月二十一日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して、原稿執筆。完成。送付。民主党新政権批判に関する原稿である。

夕刻、谷中の飲食店で地元の先輩方と懇談。何と鈴虫の鳴き声が店の中まで聞こえてくる。東京のど真ん中であるが、この辺りは緑が多いので、こういう風流な体験をすることがある。有難い。

夜は、資料の整理。

鳩山由紀夫新総理と各閣僚の計十八人が、十六日に総理官邸で行った記者会見で、会見場に設置された国旗に一礼したのは七人だった。平野博文・中井洽・前原誠司の三氏は、登壇する時と降壇する時の二回丁寧に拝礼した。立派である。福島瑞穂消費者・少子化担当相は少し会釈する程度だったが一応国旗に敬意を表した。菅直人副総理・亀井静香郵政改革・金融相、岡田克也外相・藤井裕久財務相ら十一人は国旗前を素通りというか全く無視して登壇した。

国旗国歌法制化に反対していた福島瑞穂氏が国旗に会釈したにもかかわらず、亀井・岡田・藤井という国旗・国歌法制化に賛成したこともあるいわゆる「保守政治家」が国旗を無視したことは本当に困ったことである。

日本の国旗たる日章旗・日の丸は、言うまでもなく太陽をかたどっている。我が国は日の本の国であり、わが国の最尊最貴の神は太陽神たる天照大御神である。そしてわが日本国の君主であらせられる日本天皇は、神話の世界より天照大御神のご子孫であり、「生みの御子」と仰がれている。

太陽は平和の象徴であり、明るさ・おおらかさの象徴である。そして万生万物を生かす生命の根源である。まさに日本の心を象徴する日章旗・日の丸はまことに素晴らしい国旗である。閣僚たる者、拝礼する姿勢を持つのが本来あるべき姿である。

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2009年9月21日 (月)

千駄木庵日乗九月二十日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後はあまりに良いお天気であり、今日は何の予定もなかったし、忙しい日々が続いたので気晴らしのために、日暮里谷中を散策。西日暮里より西日暮里駅から日暮里駅にかけての高台・諏方台にのぼる。安藤広重の名所江戸百景にも描かれている江戸時代そして明治時代にかけての景勝地である。公園がある。若者がベンチで読書をしたり、親子がブランコで遊んでいる。眺めの良いところで、西方に千駄木、東方に荒川一帯が見渡せる。

日暮里谷中鎮守・諏方神社に参拝。真言宗養福寺に参拝。 本堂のそばには弘法大師像に拝礼。

諏方台通りを歩き、宝珠山延命院(歌舞伎に登場する寺である)、長久山本行寺(太田道灌の孫太田資高の開基。境内に山頭火の「ほっと月がある東京に来ている」の句碑、そして一茶の「陽炎や道灌殿の物見塚」の句碑がある。この地は太田道灌の斥候台があったという)、経王寺(日蓮上人ご真作という大黒天がある。上野戦争で彰義隊兵士がこの寺に籠ったので、政府軍の弾痕が山門に残っている)を巡拝。これらの寺はすべて日蓮宗である。

谷中墓地に入る。宮城浩蔵(明治大学創立者)、鷲津毅堂(漢学者・大審院判事・永井荷風の母方の祖父)、鳩山一郎、横山大観、日下義雄(会津藩士・五稜郭まで戦う。維新後井上馨に重用され、福島県知事、第一銀行取締役、衆議院議員などを歴任)、鶴田皓(つるたあきら。佐賀の人。明治期の法律家。大審院検事長、元老院議官などを歴任。司法大臣山田顕議義篆額、大審院検事三島毅撰の碑が建てられている。三島毅は小生の母校二松学舎の創立者)などをめぐる。

谷中霊園を散策すると、本当の歴史の勉強になる。何回来ても、新しい発見がある。明治維新は、激しい戦いではあったが、その後、多くの賊軍と言われた人たちが新政府に仕えている。鳩山一郎氏のお墓は、ついこの間、鳩山由紀夫新総理がお参りに来ていた。

谷中天王寺町のとある店で知人と懇談。おいしい和食屋さんで、私の同年の人がご主人である。この方は、谷中小学校・上野中学の出身。幼い頃谷中の五重塔が炎上するのを近くで見たという。この店の近くには、朝倉文夫、平櫛田中、幸田露伴旧居がある。美しく静かな町である。

帰宅後は、原稿執筆。

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2009年9月20日 (日)

千駄木庵日乗九月十九日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

この後、「政治文化情報」発送完了。購読者の皆様には二、三日中にはお届けできると思います。

午後は諸雑務。

午後四時より、展転社にて、「時局戦略懇話会幹事会」開催。懸案事項を討議。

午後六時より、春日の文京区民センターにて、「時局戦略懇話会総会」開催。小田村四郎会長が挨拶。全員で、当面する諸課題について意見発表と討論。

この後、懇親会。

酒豪の方々が終了後もなお懇親を続けておられたが、小生は、退席、帰宅。

帰宅後は原稿執筆。

           ○

民主党政権になったからとて、天地がひっくり返ったわけではない。そう危機感をつのらせることもない。考えてみれば自民党政権下でも、反日的政策、亡国的政策を推し進められてきたのだ。民主党政権になったら、それがひどくなるということなら、徹底的に戦うのみである。

大分以前、靖国神社のことで大規模な国民大会が開かれ、その大会決議文を保守派のある教団の最高幹部の方や倉林和男英霊にこたえる会実行委員長と共に、自民党本部に提出に行った。当時の森幹事長が応対に出てきた。森氏は、その教団の幹部の方を意識してか、「公明党と連立を組んでいる」ということを繰り返し述べた。暗に「公明党創価学会の協力を得ていくためには、靖国神社については消極的にならざるを得ない、それが駄目だというのならおたくの教団ももっと大きくなれ」と言っているように思えた。私は、これでは自民党は駄目だなと思った。

今回の自民党の敗北も、保守政党としての姿勢を正しく明確にしなかったことが原因であると思う。この場合の「保守」とは、現状維持という意味ではもちろんない。「國體護持」という意味である。

もちろん、民主党が自民党より良いなどと言っているわけではない。民主党政権の危険性は十分に承知している。だからこそ、絶望的にならず、果敢に戦いを推し進めていかなければならないのである。

文久三年(一八六三)八月に起こった「天誅組の変」に参加し、義挙失敗の後、捕へられ、翌年二月、京都で斬首処刑されたで処刑された國学者・伴林光平は、

君が代は いはほと共に 動かねば くだけてかへれ 沖つしら浪

といふ歌を遺した。この歌は光平が生駒山中で捕らへられ、夜中奈良奉行所に送られる途中での詠である。まさに絶望的状況の中で、絶対的なる國體への信を歌ったのである。今日において維新を目指す者も、如何なる國難の状況にならうとも、國體は盤石であるとの信念で戦ひ続けなければならない。

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2009年9月19日 (土)

千駄木庵日乗九月十八日

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後三時半より、麹町にて、「日本再生同士の会」の役員会開催。小田村四郎・加瀬英明両氏を中心に懸案事項について討議。

帰宅後は、「政治文化情報」発送準備。

          ○

民主党・鳩山総理に対する「質問書」を書いているのだが、書くことが多くて困っている。「靖国神社に代わる国立追悼施設」「自主憲法制定」「国連中心主義」「友愛外交」「東アジア共同体」「国旗の尊厳性」など、民主党鳩山政権に質問・要望すべき事柄が多い。

小宮山洋子さんが入閣しなかった。小宮山氏とは政治的立場は異なるが、小沢氏に面と向かって代表辞任を迫ったことは評価している。小宮山氏のあの行動が、「民主党にも良識がある」という印象を国民に示した。それが今回の大勝利の一因になったと思う。しかし小沢の恨みを買ったのであろう。

                                             

鳩山氏の祖父・鳩山一郎氏は、保守合同・自由民主党結党に際し、「自主憲法制定」に意欲を燃やした。そして昭和三十年に結党され、鳩山一郎氏が初代総裁に就任した自由民主党は、「自主憲法制定」を政綱に掲げた。

鳩山氏は、祖父・鳩山一郎氏の「自主憲法制定」の志を継承し、総理として、民主党代表として、「自主憲法制定」に積極的に取り組むべきである。

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2009年9月18日 (金)

千駄木庵日乗九月十七日

午前は、医師の往診があり、父母に付き添う。

その後、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後一時半より、豊島区立千早地域文化創造館にて、「萬葉会」開催。小生が、大伴家持の歌などを講義。

終了後、出席された経済学者の方と懇談。ロシア人によって翻訳された「萬葉集」全巻のロシア語訳の本を見せていただく。アメリカ人やイギリス人による「萬葉集」全巻の英語訳は存在しない。ロシア人が「万葉集」全巻をロシア語に訳していたということは初めて知った。この事実には驚いた。

その経済学者の方は、ロシア人はアングロサクソンよりも東洋に近いので、日本の文芸にも関心が深いと言っておられた。ロシア人は東洋に近いがゆえに、西欧諸国に馬鹿にされているという。また。トルコはかつてバルカン半島を支配するほどの強国であった。にもかかわらず、EUに加盟しようと躍起になっている。しかも、回教国であるが故になかなか加盟させてもらえない悲劇を味わっている。トルコはかつての誇りを取り戻すべきだと、その経済学者の方は語っておられた。

その経済学者によると、営利至上主義の市場経済では、金儲けが何事よりも優先されるので、本当の芸術・文化はなかなか育たないということであった。だからといって、一党独裁の共産主義国家が良いということは全くあり得ないことである。旧ソ連・共産支那・北朝鮮などに芸術・文化が育つということは金輪際なかった。

鄧小平による経済改革そして市場経済の導入で、支那の経済発展は目を見張るものとなっている。鄧小平の功績は大きい。しかしそこに生活している「中国人民」は果して幸福であろうか。大変な格差社会になっているし、貧困の問題は全く解決していない。共産革命前の「苦力」のような低賃金で労働させられる人々もたくさんいる。上海などには事実上のかつてのような租界すなわち外国人しか入ることのできないところが存在する。

つまり、辛亥革命(国民党革命)、共産革命を経て、中国人民は解放されたというが、何のことはない清朝の昔に戻ってしまったということではないのか。私は、経済学は全く素人であるがそのように思える。

帰宅後は、「政治文化情報」の発送準備。

民主党に対抗する自民党の新総裁候補に、谷垣氏と河野洋平氏が立候補した。どちらも、真正保守とは対極に位置する人物である。困ったことだ。平沼氏が自民党に戻るのが良いと思うのだが、そうもいかないのであろうか。我々としては、反日政治・伝統軽視の政治に対して厳しく対決していくのみである。

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2009年9月17日 (木)

千駄木庵日乗九月十六日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、三田にて開催された会合でスピーチ。多くの同志の前で、民主党政権の危険性について語らせていただいた。

帰宅後は、明日行われる「萬葉會」における講義の準備など。

今週は原稿執筆・民主党政権への質問書作成・萬葉集講義の準備・「政治文化情報」発送準備などがあり、さらに会合も多く、まことに多忙である。

          ○

鳩山新総理は、就任記者会見で、「本当の意味の国民主権の國にして行く」と語った。こういう国家観が根本的に間違っているのである。「國民主権論」は、君主と人民とが「國家意思を最終的に決定する権限」を奪い合った西洋や支那大陸のような歴史は全くない「君民一体の信仰共同体」たるわが國の國柄と絶対相容れない國體破壊につながる思想である。日本では君民は対立する関係ではなかった。その精神を根本的に否定し、西洋の市民革命より生まれた君主と國民の対立闘争概念に基づく思想が國民主権論である。

今行われている「閣僚の記者会見」では、壇上に国旗が置かれている。内閣官房長官になった平野博文氏は、登壇する時も降壇する時もきちんと国旗に拝礼した。菅直人氏は全く国旗を無視した。亀井国民新党党首・赤松農水相・藤井財務相・岡田外相も無視した。福島瑞穂社民党党首は私が見間違えていなければ軽く会釈した。川端文科相、原口一博総務相は拝礼した。中井洽国家公安委員長は深々と拝礼した

ほかの閣僚は全く無視する人が多かった。実に以て遺憾千万である。民主党政権がいかなる政権であるかがこれで分かる。

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2009年9月16日 (水)

千駄木庵日乗九月十五日

午前は父に付き添って病院に赴く。定期的な診察と治療。

午後は今日の講演の準備なと。

午後七時より、横浜市関内の横浜市技能文化会館にて、「安岡教学研究会 第122回定例会」開催。村山實會長が挨拶した後、小生が「日本における保守と革新―何を守り何を変えるのか」と題して講演した。終了後懇親会。

安岡教学研究会には、これまで度々呼んで頂いている。まことに有り難いことである。

今日は、「現代の危機を打開するためには、復古即革新を基本とする日本の傳統的維新思想により変革を行わなければならない。

政治家や『日本一新』『革命』『この國のかたちを変える』などということはが安易に語られているが、単なる行政改革・経済改革のことを「國のかたちを変へる」表現すべきではない。

日本といふ國家には日本の長き歴史の中から生まれてきた日本独自の<立國の精神>がある。それは、日本列島の豊かな自然環境と共に生きる生活・風土の中から生成して来た。日本の本来あるべき姿に回帰することによって現状を変革することが真の維新である。

左翼と一緒になって「官僚支配の打倒」とか、「対米自立」だとかを声高に叫ぶことが真の維新なのではない。」

ということなどを話させていただいた。

安岡教学研究會は平成十年八月、安岡正篤先生の教学を基調とした人間学の研究会として、實心會合気道會の會長村山實氏によって設立された。

『設立趣意書』には「安岡正篤先生の教学は、『人間如何に生くべきや』という人生最大の命題に対する具体的・実践的な解決策を、至極明瞭に説くものであり、魂のよりどころとすべき、高遠、偉大なる人間学であると考える。当会は、人物学の権威と称され、我が国、各界の指導者に多大な影響感化を与えた、安岡正篤先生の教学を基調に、さりとて一流一派に拘泥することなく、また、追懐の念、机上の学に止まらず、広く古今東西の先師先達、名士、達人の教えを実践究明し、現実の生活に活かすべき実学へと昇華させることを目的とする。
設立の趣意に賛同する同志、究学の士が、当会の活動によって、人物たる者の素養を修め、国家を支える有力の士となるべきことを切望し、ここに安岡教学研究会を設立する。」

と記されている。

帰宅後は、明日の会合でのスピーチの準備など。

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2009年9月15日 (火)

千駄木庵日乗九月十四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は明日の「安岡教学研究會」における講演の準備。

午後六時より、高田馬場のホテルサンルート高田馬場にて、「一水会フォーラム」開催。高野孟氏(『インサイダー』編集長)が、『民主党の実態とは何か。民主党は何を目指すのか』と題して講演し、「一年の物差しで見ると、鳩山内閣が夏まで持って成果をつくり参院選に勝って、社民とおさらばするかどうか。

十五年の物差しで見ると、小選挙区制が生まれて十五年たって、その成果が表れた。それにしても自民は負け過ぎ。自民党が近代的保守として蘇るかどうかが自民党に課せられている。

明治以来の官僚体制打破が小沢の目的。小沢・鳩山の言う革命的改革とは、明治以来百二十年と次の百二十年を含んでいる。このことを理解しないと、新政権誕生は全く分からない。

五十四年間の自民党政治の権力の実質的所在は官僚にあった。中央集権国家を止めて地域主権国家をつくる。国防・外交・司法裁判・年金保険・高等学術以外は地方でやる。五~六の省庁になる。国家公務員は今の二十%になる。地方が徴税権を持つ。国家戦略局は大したことはできないだろう。

民主党政権は八年から十二年続く。四年後はダブル選挙。民主党は圧勝する。安倍晋三などの保守派は少数野党になる。

対米従属から日米対等にする。相手国を諌めるのが同盟国。自分の頭で考える戦略を持つ。それはアジア共同体に尽きる。普天間基地は移さなくて済む。小沢が言う通り、第七艦隊の基地を提供すれば済む。

北朝鮮は日本を北朝鮮は日本を撃とうと思ってミサイルを作っていない。アメリカとの駆け引き。金正日の頭は狂っていない。核攻撃よりも特殊部隊による日本の原発攻撃が有効。北朝鮮崩壊の時、船舶がないから日本に難民は来ない。満州へ行く。

インド洋の給油活動は軍事的に何の意味もない。アメリカの言いなりにならず、力で解決しないという姿勢を確立すれば、二十一世紀を生き延びる活動空間が広がって来る。

鳩山は日本始まって以来の理工系ドクターの首相。前原一人が異質。外務省・防衛省の洗脳を受けている。国連中心主義で鳩山・横路・小沢・菅は一致。

中国の海軍力増強は、台湾解放・独立阻止の国是達成のために第七艦隊を防ぐのが目的。有事になったらどうするかではなく、有事にならないようにするにはどうするかが大事」などと語った。

もっと色々なことが語られたのだが、今此処には書ききれない。私には殆ど納得できないし賛成できない論議であった。終了後の懇親会の席で本音も語られたが、それを書いてしまうのはフェアではないのでここには書かない。ただし、民主党政権の将来については極めて楽観的な見方であるとは言っていた。

全面的に反論したいのだが、もう夜も遅いので、今日は止めておく。ただし、「金正日は狂っていないので日本を核攻撃しない」などというのは全く間違っている。金日成・金正日父子は、南進を開始して朝鮮戦争をおっぱじめたのであり、アウンサン廟のテロを起こしたのであり、日本人を拉致したのである。これを狂気と言わずして何というのか。

同じ民族に対しても軍事攻撃を行って多くの人命を殺戮し、また自国民を飢餓に追いやり餓死せしめて自分たちは贅沢三昧をしている金正日が狂気でないのなら、狂気の人などこの世にはいないことになる。

対米自立は正しいが、日本の政治的・外交的・軍事的自立とは核武装しかない。日本の軍事的自立を前提としない東アジア共同体は、軍事大国・アジア最大の侵略国家共産支那のアジア支配に協力するだけである。国連中心主義は、戦勝国支配体制への従属である。対米従属よりももっと徹底的にわが國の自立・独立を妨げる。

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2009年9月14日 (月)

千駄木庵日乗九月十三日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。病状を詳しくは書けないが、父が痛みを訴えるのが可哀想である。

午後一時より、市ヶ谷の私学会館にて、「郡順史さんの米寿を祝う会」開催。山本徳造氏が主催者挨拶。数人の方が祝辞を述べた。そして森田忠明氏の音頭で乾杯が行われ、清宴に移った。

郡順史先生は、山手樹一郎門下の時代小説作家である。二十年以上前から色々とご指導をいただいている。作家とか小説家という言葉は今も使われているが、「文士」という言葉はあまり使われなくなった。辞書によると、「士」とは、「武芸をもって貴族や武家に仕えた者の称。」「男性。男子。また、特に学問・道徳などを身にそなえた尊敬に値する人物」のことであるという。「文士」とは、それなりの覚悟と道義心を持ち、剣を持つ心、もののふの心で、文章を書く人ということだと私は思う。郡順史先生こそ、まさに今日数少なくなった「文士」であられる。

帰宅後は、依頼された原稿や質問書などの執筆。期日が迫っているので急がねばならない。

           ○

鳩山氏は、「友愛」を看板にして対韓国・共産支那に対して歴史問題・資源問題などで土下座外交・売国外交を行う危険がある。否、すでに支那や韓国の大使と会談して、歴史問題で譲歩を約束したと報道されている。

また、昨日も少し書いたが、民主党東京都連の常任幹事会で土屋敬之都議が雑誌『WiLL』に書いた論文について、「倫理委員会」で審議することに決定したという。夫婦別姓、婚外子の実子との同等相続権、外国人参政権などで正義の論陣を張ったことを問題にしたという。民主党の中で、真正保守の立場で戦っている土屋氏が党を追い出されようとしている。民主党はサヨク政党になり下がってしまった。そもそも倫理というのは心の問題である。政党の中に、倫理という言葉を冠した機関があり、そこで政治的組織的制裁を加える権限を行使するなどというのは間違っている。

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2009年9月13日 (日)

千駄木庵日乗九月十二日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、内幸町の日本プレスセンターにて、「アジア問題懇話会」開催。政治評論家の花岡信昭氏が講演し、「四十年間政治を眺めて来たが、自民党がこれほどへたり切ってしまうというのは初めての経験。自民党本部は給与カットでしのぐ。リストラはしない。ようやく立ち直りつつある。

小沢は勝つためには何でもあり。ベタベタした人間関係を嫌う。利用できる間はうまく付き合う。それが終わったら知らん顔が小沢のスタンス。類まれな理念型政治家と思っていたがそうではなかった。民主党を手中に収めた。それが成功した原因は旧社会党と手を握ったこと。小沢は、『一番遠くにいる奴と手を握るとその中間にいる奴らを引き寄せることができる』と言っていた。本当の側近はいない。今一番親しいのは横路。政局至上主義と左派が手を結んだ危うさがある。

私は、左派ジャーナリズムは完全に敗北したと思っていた。雑誌論壇も保守が圧倒していた。しかしこの選挙結果を見ると違ったのかなという反省を迫られる。

一つの政党がとった議員数としては過去最高。しかし自民党支持の核の部分は残っている。得票率も、民主が四七%で、自民は三九%。ポヒュリズム選挙。農耕社会は村全体が気持を一つにしないと自分自身が安心できない。そういうことの表れではないか。四年前の選挙の裏返し。『生活第一』『政権交代』のフレーズが当たった。『責任力』というのは意味不明。自民党は電通、民社党は博報堂。広報戦略も自民党は間違えた。

鳩山の『宇宙人』というあだ名は山岡がつけた。小泉は自民党の集票マシンを片っ端からガタガタにした。麻生政権発足直後に解散したら良かった。麻生は学習院の持ち上がりだから、受験勉強をしていないので、漢字が読めない。

小沢は最高権力を握った。この状況に満足する小沢ではない。小沢は今の民主党幹部を全く信用していない。今まで左派と手を組んできたが、来年夏の参院選が左派と手を切る段階になる。しかし、自民党がパワーを持ち続けるかどうか。自民は、鳩山の故人献金問題、小沢の献金問題追及に手ぐすねをひいている。高村元外相が人格識見ともに立派。外務省でも評価が高い。ギラギラした権力欲も見せない。しかし派閥が弱いから彼を総裁にという話は出てこない。

公明は自民党についていてもメリットがない。与党志向が強い。公明が民主につけば左派切りが出来る。小沢の頭の中にあるのは、保守二党制。

インド洋給油活動は継続する可能性が高い。官公労の主軸をなす日教組・自治労は民主の手足。永住外国人参政権付与の実害は大したことはないと小沢は思っている。岡田の外務大臣は棚上げ。国内政局での動きが封じられた。岡田は通産官僚出身で保守リベラル。靖国神社問題に全く理解がない。国旗を傷つけたことを反省するよりも、党旗が神聖だ言ったところに鳩山の国家観が出ている。」と語った。

帰宅後は、「政治文化情報」原稿執筆。脱稿。印刷所に送付。

           ○

藤井裕久氏の財務大臣就任に小沢一郎が反対しているという。また渡部恒三を衆院議長にしなかった。藤井・渡部両氏が、献金問題で小沢の秘書が逮捕された時、小沢批判をしたからだという。永年小沢を支えてきた人に対しても小沢氏はこういう態度をとる。執念深いし、何んとも冷たい人間である。

公明党は、池田大作を守るためにあると言っても過言ではない。「池田氏証人喚問」をさせないためにも、与党であることが至上命題である。しかし、あれほど政教一致問題を追及してきた民主と手を組むことはいくらマインドことロールされているからと言って、学会員も納得しないだろう。また民主党に対して一般国民からも批判が起こるであろう。これが常識的な見方である。

土屋たかゆき氏が愈々戦いを開始した。支援しなければならない。

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2009年9月12日 (土)

千駄木庵日乗九月十一日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

昼は知人と懇談。民主党政権について語り合った。

午後は原稿執筆。

午後六時より、「九段下沙龍」開催。民主党政権に対する「要望書」について討議。意見を集約して、数項目の質問及び要望を行うことになった。

帰宅後も原稿執筆。

           ○

本日送られて来たメールを紹介する。

「本日11日、堺市議会で『天皇陛下御即位二十年を祝す賀詞』が決議される!

 本日、堺市議会で賀詞の決議が行われた。議員51名中、自民党11名、公明党13名、民主党9名、社民党1名、無所属7名、共産党8名が賛成、革新系の無所属議員2名のみ反対となり、圧倒的多数で可決となった。

注目すべきは、共産党も全員が賛成していることだ。従って、どこの議会でも全会一致の原則によることが多いとは思うが、こと御即位二十年のお祝いについては反対するところは稀ではないかと思う。

 

以下、賀詞の文言である。

『天皇陛下御即位二十年を祝す賀詞』の決議

 天皇陛下におかせられましては、めでたく御即位二十年をお迎えになられましたことは、市民のひとしく慶賀にたえないところであります。

ここに堺市議会は、市民を代表して謹んで慶祝の誠を表します。

 以上、決議する。

平成21年9月11

堺市議会  」                   

まことに結構なことである。そこで、国会で進められている「天皇陛下御在位二十年を記念する日を休日とする法律」(略して『臨時祝日法』)制定についても、民主党はもちろん、社民・共産党に至るまですべての政党が賛成するべきである。とりわけ政権与党たる民主党は積極的にこの法案成立に努力すべきである。

さらに、鹿児島県内で開かれた民主党の集会での「国旗・日の丸」切り刻み事件を党首たる鳩山由紀夫氏が公式に謝罪すべきである。謝罪のみならず、二度とかかる不祥事を起こさないためにも、『国歌・国旗尊厳護持法』『皇室の尊厳護持法』制定を推進すべきである。

さらに言えば、鳩山民主党は、対米対等外交、対米自立を主張するのならば、わが国の核武装を積極的に推進すべきである。核武装なくして、国防安保面での対米自立、日米対等はあり得ない。

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2009年9月11日 (金)

千駄木庵日乗九月十日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

お昼は、知人と懇談。長崎からの旅行から帰ってきたとのことで、おいしいカステラと蒲鉾をいただく。有難し。

午後は原稿執筆。

その後、春日の文京シビックセンターにて開催中の「創作表装二人展」参観。猿渡順子さんと市川雅子さんのお二人が創作した着物などの布を使った掛け軸の展覧会である。猿渡順子さんは、小学校中学校の同級生。しかも不思議な御縁で猿渡さんの御主人は、大学時代の小生の先輩である。

帰途、湯島で知人と懇談。アラを使った塩味の潮汁などおいしい魚を食す。

おいしいものを食べる時はまことに幸せである。

帰宅後も原稿執筆。

          ○

去る八月八日、鹿児島県内で開かれた民主党の集会で「国旗・日の丸」切り刻み事件が起こった。同志諸氏が、民主党本部に赴きこれに対する抗議文を提出した。小生も名前を連ねさせて頂いた。民主党が、この事件を本当に反省するのなら、『国歌・国旗尊厳護持法』制定を推進すべきである。

また、民主党政府は、次の諸点を実行すべきである。

「外国人・地方参政権付与」を行わない。

いわゆる「従軍慰安婦問題」での「謝罪と補償」推進を行わない。

靖国神社に代わる国立追悼施設」建設を行わない。

「天皇陛下御在位二十年を記念する日を休日とする法律」(略して『臨時祝日法』)制定を推進する。

「憲法改正・自主憲法制定」を推進する。

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2009年9月10日 (木)

千駄木庵日乗九月九日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は原稿執筆。

午後六時より、赤坂の日本財団ビルにて、「東京財団フォーラム」開催。泉宏 東京財団研究員(元・時事通信社政治部長)が、「総選挙の総括と政局展望―どうなる鳩山政権と自民党の今後」と題して講演し、「政権交代という政策は無い。勝ち馬に乗るか、判官びいきのどちらかだが、今回は完全に前者。判官びいきを麻生は消していった。助けたいと思われない人が麻生。

小沢氏は昔ながらのやり方を徹底した。森喜朗という同期当選で昔からの友人のところにも刺客を出した。福田赳夫が恩人だった人の娘を福田康夫のところも刺客を立てた。

細川政権の時は、自民が圧倒的多数で、細川内閣は寄せ集めだった。今回は、民主党は三百を超える大勢力。麻生か鳩山かで政権交代した。史上初。

亀井と福島は初めに連立ありき。社民・国民新党合わせてわずか十人。それでも民主党は三十分の一の勢力の言うことを聞かねばならない。

鳩山が小沢を抑え込んでいるとは誰も思わない。小沢の一重権力構造。小沢が使いやすいのは渡部恒三より横路なので、横路を衆院議長にした。国家戦略局は総理の私的諮問機関以下。鳩山は、菅が官房長官になると、毎日菅がテレビ会見に出るので、どちらが総理だか分らなくなると思ったのだろう。

政治がしっかりしていれば官僚主導はあり得ない。政治家が命じたことをやるのが官僚。細川内閣成立の時は官邸スタッフは居抜きだった。『自民党からは逮捕者は出ない』と言った副長官が残ると面白い。

これから民主党が苦しむのは鳩山の故人献金問題。鳩山の元秘書が事情聴取されれば、一面トップ。二か月以内にそういうことが起こり得る。十一月中旬以降に、小沢の大久保秘書の公判がある。

麻生は負けっぷりを良くしたいと言っていたが、全く負けっぷりが悪い。選挙直後にみんなを集めてシャドーキャビネットを作るべきだった。

民社國連立というのは言い辛い。舌を噛みそうになる。小沢は何を目指そうとしているのか分からない。それを知る材料がない。政権交代が目的。小沢は民主党のマニフェストに対するコメントもしたことがない。民主党に党綱領なし。小沢は外交安保で自民党幹事長時代と全く逆のことを言い出した。

石原都知事は、五輪東京開催が駄目になったら都知事を辞任する。舛添は都知事を狙っているから、今回総裁選に出ない。菅直人もでることができない」と語った。

帰途、あるマスコミ関係の方と懇談。

帰宅後も原稿執筆。

            ○

たしかに小沢一郎は、政策・理念というものをあまり語らない。彼の本を読んでもはっきりしない。小沢は、「維新」だとか「日本一新」だとか言っている。『朝日新聞』平成二十年六月二十二日号において、「政権交代こそが議会制民主主義の定着だ」と主張し、「僕の主張はある意味で革命である。明治維新をもう一度やろうということ」「世の中を根っこから変える」と語った。

大変勇ましい発言なのだが、一体、小沢一郎氏の目指す「革命後の日本」「根っこから変った日本」とはどういう日本なのか。「政治を変える」「政権交代」と言っても、その先にあるものは何なのか。

「維新」とか「革命」と言うのなら、維新の理想及び具体像を明確に指し示すべきである。自民党政権を倒すことだけが維新だとすれば全く噴飯ものだ。「維新」とか「革命」という言葉を軽々しく使うべきではない。特に「革命」という言葉は、天皇中心の日本國體の破壊を目指すのかと誤解される。

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2009年9月 9日 (水)

千駄木庵日乗九月八日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は原稿執筆。

午後五時半より、麴町にて、「日本再生同志の会」役員会開催。

中村信一郎氏が司会。小田村四郎会長が挨拶。西村眞悟氏がスピーチ。三宅博前八尾市議がスピーチ。相澤宏明選挙対策委員長が総選挙に関する報告。全員で当面する諸課題について討議。その後、懇親会が開かれた。

西村眞悟氏が大変お元気で、再起を目指して戦い続けるというお話があり、意を強くした。出席者の間から、「バラマキ公約に多くの有権者が群がった」。「自民党も民主党も戦後体制を担っている。今回は、その主役が変わっただけ」。「得体の知れない風が吹いたが、それは亡国の風であった」などという意見が出された。

小生は、「天誅組の変」で処刑された国学者・伴林光平の

「君が代は いはほと共に 動かねば くだけてかへれ 沖つしら浪」

という歌を朗誦し、如何なる国難の事態となろうとも、國體は盤石であるとの信念で戦い続けようと訴えた。

帰宅後も、原稿執筆。

            ○

西村眞悟氏が「天皇陛下御在位二十年を記念する日を休日とする法律案」に対して、小沢一郎・民主党がどう対応するかが注目される、との意見を述べた。まことに同感である。民主党がこの法案に反対すれば、民主党は「反皇室の政党」ということになる。この法案に対する対処によって、民主党が日本國體に対していかなる姿勢をもつ党かが明らかになる。反対するようなら日本国の國體を否定する政党が政権を握ったということだ。膺懲の対象となる。

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2009年9月 8日 (火)

千駄木庵日乗九月七日

午前は父母のお世話。看護師の方と共なり。

午後からは在宅して原稿執筆など。

      ○

 昨日、三の丸尚蔵館で開催中の御成婚五十年・御即位二十年記念特別展・両陛下-想い出と絆の品々・第二期 御即位,大嘗祭-ゆかりの品々」展を拝観して強く思ったことを書かせていただく。

日本伝統精神は、天皇の祭祀と神社の祭祀を通して、今もなおその生命を伝えられている。のみならず、現実に天皇及び御皇室の自然の命を慈しみたもう御精神と御行動そして神社の鎮守の森が、自然破壊と人心の荒廃を食い止める大きな力となっている。

 日本伝統精神を世界に発展させて、混迷せる現代世界を救済する役目をわが日本は背負っている。日本伝統信仰の精神が世界の國と民を永遠の平和と幸福に導く道である。

 現代文明・文化は西洋文化・文明が主流となっている。現代文明とは、事物を科学の論理によって技術革新を行うようになった文明のことであるが、それは、経済至上・物質的豊かさ至上の社会を作り出した。そして、現代文明は、核戦争の危機・自然破壊・人心の荒廃・経済の破綻そして民族紛争・宗教紛争を見ても明らかな如く、既に頂点を越えて没落の時期に差しかかっている。

 現代文明・文化の欠陥を是正し、新たなる文化を形成するには、欧米文化偏重から日本伝統文化へと回帰しなければならない。

わが日本おいては、これだけ科学技術が進歩し物質文明が豊かになっている今日においても、古代信仰・民族信仰が脈々と生きており、伊勢の神宮をはじめとした全国各地で神社で毎日のようにお祭りが行われている。のみならず日本伝統信仰の祭り主であらせられる天皇は多くのみ祭りを厳修され、国家の平安・国民の幸福・五穀の豊饒を神に祈り続けられている。そしてその祭り主たる日本天皇は日本国家の中心者として君臨あそばされている。このようにわが祖国日本は永遠の生命を保ちつつ革新を繰り返してきている国である。これが世界に誇るべき日本の素晴らしさである。

現代日本の汚れを祓い清め、正しき国の在り方・日本人としての正しき姿を取り戻すことが維新である。日本は伝統と変革が共存し同一なのである。だから維新を<復古即革新>というのである。

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2009年9月 7日 (月)

千駄木庵日乗九月六日

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、皇居東御苑三の丸尚蔵館にて開催中の御成婚五十年・御即位二十年記念特別展・両陛下-想い出と絆の品々・第二期 御即位,大嘗祭-ゆかりの品々」展拝観。

「天皇陛下は,昭和六十四年一月七日に崩御された昭和天皇の後を継がれ,第一二五代天皇となられました。即位に関する皇位継承の諸儀式は,伝統に基づき,昭和天皇の喪が明けた,その翌年の平成二年に執り行われました。…『即位礼』は,天皇が皇位に就かれたことを国の内外に宣言されるものです。また『大嘗祭』は,古代から続く即位に関わる厳粛な祭祀です。天皇陛下は,毎年,その年の稲の初穂を皇祖神に供えて国の繁栄と安泰を祈る新嘗祭を行われますが,『大嘗祭』は天皇一代に一度限りの大祭です。…この第二期では,これら『即位礼』と『大嘗祭』等の様子を関連の品々と写真を交えて紹介します。」との趣旨で開催された。

「即位礼」のパレードでお召しになった両陛下の御洋装。「大嘗祭」でお召しになった両陛下の帛御装束。「大饗の儀」御台盤・洲浜・挿華,大嘗宮の模型,御即位記念ボンボニエール、守屋多々志「平成御大礼絵巻」(神社本庁蔵)、衆議院・参議院等の国内からのお祝いの品々などを拝観。両陛下が祭事においてお召しになった純白の御装束がまことに神々しかった。

私は、平山郁夫氏はあまり好きではないのだが、内閣からのお祝い品である平山郁夫氏の「斑鳩の里」という絵画は法隆寺の五重塔が描かれていて美しかった。また、お祝いの園遊会の様子が描かれた絵には、中曽根康弘・海部俊樹両元総理らしき人物が描かれていた。

即位礼・大嘗祭に関する展示を拝観して、日本国はまさに万邦無比の祭祀国家であることをあらためて実感した。政権交代が行われようと、何があろうと、上に天皇おわしますかぎり、皇国日本は安泰である。

であるがゆえに、天皇を祭祀主と仰ぐ祭祀国家日本の國體を破壊せんとする者共は断じて許してはならない。

帰宅後は、「政治文化情報」次号の原稿執筆。「何を守り、何を変えるのか」というテーマで書いています。

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2009年9月 6日 (日)

千駄木庵日乗九月五日

未明、「月刊日本」連載原稿脱稿、送付。

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して、書状執筆・原稿執筆の準備など。

        ○

鳩山由紀夫氏が、谷中墓地の鳩山一郎氏のお墓にお参りし「祖父に恥じない仕事をしたい。『原点を忘れず行動すれば、必ず理解してもらえるぞ』と(一郎氏の)声が聞こえた気がして……」と語ったという。鳩山一郎氏は、生長の家の谷口雅春先生の信奉者であった。谷口先生の著書「生命の実相」を「現代のバイブル」と絶賛した。音羽御殿では、生長の家の誌友会が開かれていたという。そしてその鳩山一郎氏は、「自主憲法制定」を強く主張し、自民党の基本綱領にした。鳩山由紀夫氏が祖父に恥じない仕事をするには、まず以て谷口先生の愛国精神を政治に生かしてほしい。そして、自主憲法制定を実行してもらいたい。

また今日の「朝日新聞」によると稲森和夫氏は小沢一郎氏のブレーンであり、民主党にとって経済界において唯一の後見人だという。その稲森和夫氏も昭和十九年、稲盛氏が十二歳の頃、結核の初期症である肺浸潤にかかったが、谷口雅春先生の「生命の実相」を読んで治癒して以来、谷口先生の信奉者になったと自ら書いている。小沢氏も、稲森氏にならい、谷口先生の信奉者になってもらいたい。

ところで今日の「聖教新聞」は、池田大作氏が韓国の大学から名誉博士号が贈られ、その授与式が創価大学で行われたと報じている。ところがこういう晴れがましいことが大好きな池田氏はそれに出席せず、創価大学の学長が代理で受け取った。私は毎日「聖教新聞」を読んでいるが、最近全く池田大作氏の動向が報じられない。これは一体どうしたことか。

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2009年9月 5日 (土)

千駄木庵日乗九月四日

午前は父母のお世話。訪問看護師方と共なり。

午後は諸雑務。

午後四時から、出版関係の方と、今後の出版活動について討議。

帰宅後は、「月刊・日本」連載の「萬葉集」講義原稿執筆。

          ○

土屋敬之都議はメールで次のように訴えている。

「『日本とアメリカは対等に』と鳩山代表は考えているらしいが、それは、経済、政治、軍事を含めて対等になって初めて『対等に』と言えるのだ。小学生でも、いや、高校生になったら分かるハズだ。」と。

アメリカに対してのみならず、相手国と対等の関係になろうとすれば、まず以て、軍事的に対等な関係を確立されなければならない。それが冷厳な現実である。「外交とは華麗に礼装した軍事である」という言葉がある通りである。

したがって、軍事面で「対米自立」「日米対等」を実現するには、日本は核武装するしかない。鳩山民主党はその覚悟はあるのか。ないに決まっている。その覚悟がなくして、「対米自立」「日米対等」などと言うのは無責任である。かえってアメリカの馬鹿にされる。

文化面、精神面で、日本がアメリカなどの諸外国よりまさっているものを持っているのは自明である。また経済的に自立することもあるいは可能かもしれない。またその努力をすべきである。しかし、アメリカとの軍事面での自立・対等な関係とは、日本の核武装なくしてあり得ない。

私は、対米関係以上に、共産支那や北朝鮮からの侵略や軍事的恫喝を防ぐためにも、わが国の核武装は必要であると考えている。鳩山民主党政権が、日本の核武装を推進するとは夢にも思えない。

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2009年9月 4日 (金)

千駄木庵日乗八月三日

午前は医師の往診があり、父母に付き添う。

その後、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、資料の整理など。

午後六時より、九段下沙龍にて、勉強会。大原康男氏が、「民主党が推し進めようとしている「靖国神社に代わる国立戦没者追悼施設建設」問題を中心に講話。その後、討論。

今後の対策として、①国民に対する啓蒙活動(意見広告・反対集会)を精力的に展開する。②反対する議員を結集する。③岡田氏の提唱する「有識者による懇談会」に対する働きかけを行う。④政治決定を阻止する。ということが行われるべきとのことであった。

もっと具体的問題が討議されたが、ここに書くことは遠慮する。「靖国神社に代わる国立の戦没者慰霊施設建設」は、公権力による宗教弾圧である。断じて許してはならない。

帰宅後は、原稿執筆の準備。

          ○

新政権の人事で注目されるのは、法務大臣・国家公安委員長・防衛大臣・文科大臣である。社民との連立が成り立って、辻元清美が防衛大臣になる危険もある。石井一が国家公安委員長、山岡賢次が法務大臣、輿石東が文科大臣などということもあり得る。

鳩山氏の「故人献金問題」で立件の動きがあるという。また小沢秘書の公判も開かれる。三党連立もうまくいくかどうかわからない。第一、民主党自体が寄り合い所帯である。私は遠からず民主党政権に混乱が起こると思う。民主党政権がどうなろうと構わないが、政治の混乱が日本の亡国・沈没につながることを恐れる。しかし、逆に言うと、そういう混乱の時こそ、維新日本建設の好機である。

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2009年9月 3日 (木)

千駄木庵日乗九月二日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。午後は資料の整理など。

午後六時半より、駒込地域文化創造館にて、「萬葉古代史研究會」開催。小生が「萬葉集」巻十九に収められた

「春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ美人(をとめ)

など大伴家持の歌を講義。家持の唯美的にして優雅な歌は、日本の美感覚である「みやび」を体現している。

帰宅後も資料の整理。

           ○

連立協議が行われたが、参院で民主党が過半数を制していないことをいいことに、たった七議席しかない社民党が無理難題を持ち出している。

福島党首は民主との連立の条件として、憲法審査会での議論について四年間の凍結をすることを要求してきた。国民投票法と国会法を無視し、憲法に関する議論そのものを阻止しようというまことに悪辣な要求である。

社民党は、極左勢力ともつながりを持ち、北朝鮮とも友党関係にあった反日政党である。民主党が、社民党のこの要求を呑むとなると、愈々以て亡国政権ということになる。

民主党は、社民党と連立を組むのを止めていっそのこと自民党と連立したらどうか。鳩山代表は、自民党初代総裁の孫であるし、小沢一郎は政官財癒着の自民党土建屋政治の正統なる継承者なのだから。

また、民主党の岡田幹事長は、日米関係よりも「日中関係」を重視する発言をしたという。「対米自立」は大切であるが、それは「共産支那との同盟関係」と同義語ではない。アジア最大の軍国主義国家・侵略国家共産支那をアメリカより重視するというのは全く間違っている。日本の安全と独立そしてアジアの平和を破壊する事となる。

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2009年9月 2日 (水)

千駄木庵日乗九月一日

午前は、父に付き添って病院に赴く。今日は定期的な診察と治療。

午後は、故障した携帯電話を取り換えのため有楽町に赴く。「歴史的な政権交代が行われた」などと大仰に報道がなされているが、街は何時もと全く変わらない。

帰宅後は、資料の整理。

          ○

メディアの報道は、もう早速民主党新政権批判というか、問題点指摘を始めた。さんざん政権交代を煽っていたが、新政権ができると、日米関係がどうの、ダム建設中止がどうの。小沢一郎の二重権力構造がどうのと、批判を始めた。それはそれで結構と思う。大いに批判すべきである。

小沢一郎のゼネコン大手からの献金に関する疑惑もまだ全く解明されていないし、鳩山氏の「故人献金問題」も未解決である。自民党は戦う姿勢を強めなければ、このまま消滅する可能性すらある。

真正保守・維新勢力は、民主党の亡国姿勢を徹底的に批判し糾弾して行かねばならない。民主党政権の誕生はむしろ維新運動の活発化につながると思う。つながらせねばならない。

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2009年9月 1日 (火)

千駄木庵日乗八月三十一日

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは、在宅して水曜日の「萬葉古代史研究会」における講義の準備。

夕刻、地元の友人と懇談。選挙のこと、お祭りのことなどを語り合う。

夜は資料の整理。

       ○

「幸福の科学」は何のためにあんなに沢山の候補者を立てたのであろうか。莫大なお金を使っただけで、「落選実現党」になってしまった。創価学会公明党も惨敗である。「祈りとして叶わざるなしというのが創価学会の信心だ」と、宣伝していたが、これは一体どうしたことか。一番気の毒になのは、選挙戦でこき使われ、財務だとか祈祷料だとか言われて金を出させられる一般信者である。

私は田中真紀子が大嫌いである。民主党優勢が伝えられると夫婦そろって入党した。よく言えば機を見るに敏、悪く言えば、節操がない。小沢一郎や羽田孜は、自分の父親である田中角栄を裏切った男たちである。田中角栄を死地に追いやったと言っても言い過ぎではない男たちである。そういう連中と一緒になるというのは理解に苦しむ。もっとも、田中真紀子は、自分の父親の車椅子を押しながら、「目白の骨董品が来ました」などと言った女である。親の敵と一緒になるのは何とも思わないのであろう。

田中真紀子は、小渕元総理が亡くなった後の街頭演説で、「小渕さんはお陀仏さんになった」などと言った。死者への冒瀆は最も許されざる反道徳行為である。それをすぐ後ろで聞いていた小泉元総理は、その後、真紀子を外相に起用し、手痛い仕打ちを受けた。

小沢一郎の批判はもう書き過ぎるくらい書いているので今日は書かないが、小沢一郎・田中真紀子が民主党で主導権を握るようになると、ますます亡国政権となることは火を見るよりも明らかである。長続きはしないし、させてはならないと信ずる。

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