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2009年7月 5日 (日)

千駄木庵日乗七月四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館にて開催中の「没後八〇年 岸田劉生 肖像画を超えて」展参観。

「愛娘・麗子をくりかえし描いた劉生は、画家にとって人間の顔ほど興味深いものはないと語っています。人間の顔は、美の奥深い世界への入口だったのです。没後80年にあたるこの展覧会では、劉生の自画像と肖像画だけを約80点集め、人の顔を描くことを通して深化していく劉生の『写実の道』をたどります。」(案内書)との趣旨で開かれた。

「麗子肖像」「画家の妻」「古屋君の肖像」「二人麗子像」「近藤医学博士之像」「武者小路実篤像」などを見る。驚いたのは、数十点にのぼる「自画像」が展示されていた事である。これほど多くの自画像を描いた画家もそう多くはないと思うし、展示された例もないと思う。また自分の愛嬢の肖像画をこれほど多く描いた画家も岸田劉生のみであろう。しかも私から見ると描かれた「麗子」の顔が次第に異様な顔になっていくのが不思議であった。

しかしそれぞれに特徴のある描き方で面白かった。「目は口ほどにものを言い」という言葉があるが、どの肖像画も描かれた「眼」が生きているように思えた。

さらに、常時展示されているゴッホの「ひまわり」セザンヌの「りんごとナプキン」などを見る。「ひまわり」はその購入額が話題になった作品なので、バブル時代の異常さを思い出した。

帰宅後は、資料の整理。

           ○

学生時代からの同志の憲法学者の方に「天皇の国事行為」に関する麻生総理の発言について電話で質問したところ、「憲法には、総理大臣に解散権があると一言も書かれてない。麻生氏は解散問題で悩み、天皇陛下に対する慎みの心を忘却したのではないだろうか」と語られた。まことにその通りと思う。

政治権力者は、常に「神聖君主日本天皇」に対し奉り、「慎みの心」を持っているべきである。それによってこそ真に国政が安定することは歴史を見れば明白である。「現行憲法」においても「国民統合の象徴」であらせられる天皇陛下に対し奉り、慎みの心を持つのは当然である。

権力者の都合に、天皇陛下を従わせ奉ったり利用し奉るようなことは厳に慎むべきである。石原都知事や猪瀬直樹副知事は、いまだに「五輪招致」に、皇太子殿下を利用し奉ろうとしている。まことに遺憾である。

久しぶりに西新宿副都心を歩いたが、数年前とそれほど変わっていなかった。今は、汐留・丸の内・湾岸地帯が変化をしているようである。

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