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2009年7月14日 (火)

千駄木庵日乗七月十三日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

ある知人と懇談。

午後は資料の整理。

夕刻は、私宅近くの飲食店で、五代目古今亭志ん生師の長女の美濃部美津子さんと懇談。美濃部美津子さんは、十代目金原亭馬生、三代目古今亭志ん朝は弟にあたる。業平橋のなめくじ長屋で生活していた極貧時代は、二つのコロッケを兄弟四人で分けて食べるのが何よりの御馳走だったという。その時、母親は食べなかったという。しかしそうした生活が当たり前と思っていたのて、他人をうらやむということは一切なかったという。母親は内職に忙しかったので、兄弟の面倒は皆美津子さんが見たという。

志ん朝さんが亡くなる時、目が開いたままだったので、手で閉じてあげながら『真っ直ぐおかあちゃんのところへ行くんだよ』と何回も呼び掛けたという。こういう話を面白おかしく話して下さるが、やはり涙なくして聞くことはできない。美濃部美津子さんは、落語家の娘さんだけあって、実に話がうまい。ただで聞くのはもったいないくらいの話を聞けるのは有り難いことである。

志ん朝さんは私の小学校と中学校の先輩で、同窓会で落語を披露してくれた。その頃は古今亭朝太と言っていた。古今亭志ん生さん御一家は千駄木の隣町の日暮里九丁目に住んでおられた。

夜は、水曜日の「萬葉集」講義の準備。

          ○

衆議院の解散については特に感想はありません。

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