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2009年5月31日 (日)

千駄木庵日乗五月三十日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、上野公園の東京藝術大学美術館で開催中の「尼門跡寺院の世界―皇女たちの信仰と御所文化」参観。

「日本の古都、京都・奈良には今でも13ヶ寺の尼門跡が残っています。尼門跡とは皇族・公家など、高貴な女性の入寺によって営まれてきた独特な品格を持つ寺院で、わが国が世界に誇れる文化遺産です。これら尼門跡の開山・中興の尼僧たちの生活と信仰に焦点を当てながら、そこで培われ、伝えられてきた伝統文化を紹介します。古くは78世紀の時代の尼寺に始まり、江戸時代には皇室とのゆかりによる『御所文化』が育まれ、独特な宗教儀礼や信仰生活が形作られました。本展は、京都・奈良の尼門跡寺院である、大聖寺、宝鏡寺、曇華院、光照院、円照寺、林丘寺、霊鑑寺、中宮寺、法華寺、三時知恩寺、慈受院、宝慈院、本光院に関連する作品、180余点にてその世界を紹介いたします。」(案内書)との趣旨で開催された。

間人皇后像・文殊菩薩立像・十一面観音立像・聖観音立像・孝明天皇遺品御所人形・百人一首かるた・仏法双六・昭憲皇太后大礼服などを拝観。

最も古い尼門跡寺院は中宮寺で、聖徳太子が母君・穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために建立された。法華寺は、国分尼寺を全国に築いた光明皇后が開かれた。多くの皇女は5歳から15歳で入寺されたという。女性としての幸福を全く体験されることなく、何故入寺されなければならなかったのか。普通人の感覚としてはお気の毒としか申し上げようがない。しかし、信仰の世界のことであり、何よりも、皇室の御事であるから、滅多なことを申し述べるべきではないと思う。

同じ美術館内で開催されている「藝大コレクション展―春の名品展」参観。川端玉章の「荷花水禽」、菱田春草の「水鏡」、藤島武二の「池畔納涼」、高村光太郎の「獅子吼」などの有名作品を見る。

藝大美術館は、規模はそれほど大きくはないが、なかなか充実した内容の展覧会を開催する。わが家からも近いので有り難い。夕暮れ時の上野桜木・谷中の町を散策して帰宅。

帰宅後は、以前に収録した映画「風と共に去りぬ」を見ながら、資料整理。その後、書状執筆。

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