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2009年5月26日 (火)

千駄木庵日乗五月二十五日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は水曜日の「萬葉集」講義の準備。

午後六時より、赤坂の乃木神社会館にて、「楠公祭」執行。国歌斉唱・祭詞奏上・祈願詞奏上・「櫻井の訣別」斉唱・玉串奉奠・「海ゆかば」斉唱などが行われた。

この後、直会。多くの同志同憂が意見を述べた。

帰宅後も、「萬葉集」講義の準備。

         ○

「楠公祭」は、昭和四十年代、小生がまだ二十代の頃から参列させていただいている。その当時は、今は亡き中村武彦先生が世話人を務めておられた。その頃、参列されていた多くの先輩方がこの世を去られ、もうお目にかかることはできない。さみしい限りである。しかし、今日、先輩方の志を継承する同志が沢山参列している。中村先生逝去後は、門下生である犬塚哲爾兄が世話人を務めておられる。

「楠公精神」の継承が今ほど大切な時はない。「楠公精神」とは、「七生報国の精神」であり、「正成一人の精神」であり、「一族勤皇の精神」であると思う。

元弘元年九月三日、後醍醐天皇に拝謁した時、大楠公は、「東夷近日の大逆・・・合戦の習にて候へば、一旦の勝負をば、必ずしも御覧ぜらる可からず。正成一人未だ生きてありと聞召され候はば、聖運遂に開かるべしと思食され候へ」と言上したと『太平記』に記されている。何と美しくも清らけき言葉であろう。この忠節の心こそ、尊皇精神の極致である。

今日、犬塚兄が奏上された「祈願詞」には、「生命奉還」という言葉があった。本当に重い言葉である。小生にとって、なかなか実行することが困難と思われる言葉である。しかし、何か事ある時には、そうした心構えで物事を為さねばならないという覚悟は持っていたい。至らぬながらも、大楠公の精神を継承していきたいと念願する。

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