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2009年5月 8日 (金)

千駄木庵日乗五月七日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、「月刊日本」に連載中の「萬葉集」講義原稿執筆など。

午後六時半より、文京シビックセンターにて、「國體政治研究會第五十九回例会」開催。小生が司会。阪本是丸國學院大學教授が「祭政一致の現代的意義」と題して講演しました。活発な質疑応答が行われました。

講演内容を報告したいのですが、皇室祭祀の歴史そして今日における色々な事柄について、極めて重要なことが語られました。小生が講義の内容を完璧に正しく理解しているとは言えませんので、小生のメモをもとにしてここにその内容を書くことは、畏れ多いことであり、且つ、講師にご迷惑をおかけする危険もありますので、少しく憚られます。

そこで、歴史的事実について記させていただきます。「明治維新の後、今日に継承される『皇室祭祀』の根幹が確立した。『大宝律令』の制定、『式年遷宮』『大嘗祭』の法制化は、千三百年前の同じ時期に行われた。国家的祭祀制度は古代律令国家に於いて制度化された。神仏分離が行われたからと言って、仏教を排撃したわけではない。神仏分離は二者択一ではなかった。泉涌寺は皇室の御守護を受けて来た。神仏習合時代も、神事が仏事に優先した。天皇ご自身がお祭りを行われ、その精神をもとにして親しく政治を行われるのが『祭政一致』である」。

終了後、同志数人と懇談。

帰宅後も原稿執筆など。

             ○

「祭政一致」という言葉が何時ごろから使われだしたのかは私には分りませんが、天皇の国家統治が祭祀と一体であるということは、わが國肇國以来の道統であります。「天皇の統治」とは権力・武力によって国家国民を支配するというのではなく、国民の幸福と五穀の豊穣と国家の平和を祈られる祭祀主日本天皇の信仰的権威が、国家の存立と国民の幸福の基盤であるということだと思います。祭祀も政治も「まつりごと」として一体なのであります。上御一人日本天皇の「神事先なり」という傳統は、今上陛下におかせられても、堅く護られているのであります。有難き限りであります。

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