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2009年5月10日 (日)

千駄木庵日乗五月九日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、渋谷のフォーラムエイトにて、「日台関係研究會」開催。田村秀男産経新聞編集委員が講演し、「アメリカ発の金融危機は、アラン・グリーンスパン米連邦準備制度理事会(米中央銀行総裁)前議長が昨年九月、『米国は百年に一度の金融危機に陥っており、大不況を引き起こす可能性が高い』と発言したが、これが流行語になった。世界が大変な勢いで変って来た。われわれ自身も、洞察力と決意を必要とする。日本は未だに脳死状態に陥っている。

金融とは文字通りお金が解けて流れること。他国の金とも交換できる相対的な関係を重視して通貨という。『元』のフビライが世界帝国で紙幣を流通させた。フビライのもとに、ユーラシア大陸の人材と、イスラム系イラン人など商業に優れた人々が集まって来た。塩を帝国の専売制にして、紙幣でなければ買えないことにした。そして『元』という世界帝国全体に紙幣が広まった。

今はドルが世界唯一の標準通貨。今は変動相場制になった。ドルは兌換性が亡くなった。株式・不動産が商品化した。バブル経済は株券を発行し過ぎた。天文学的なマネーの消滅。処方箋無し。中国の輸出を支えて来たのはアメリカの住宅ブームだった。バブル崩壊でアメリカにお金が流れなくなった。

日本も台湾も外需で経済を維持。米の不況で輸出が駄目になった。経済成長を支えて来たのは輸出。日本と台湾は経済構造がよく似ている。輸出が増えると国内投資も増える。すべて輸出次第。内需で財政を膨らませても良くならない。輸出を良くしない限り日本も台湾も元気にならない。ケインズ経済学に帰る必要がある。

台湾の人民元両替解禁により人民元が台湾で幅を利かせるようになる。レーニンは『国家を破壊するのに一番いい方法は、その国の通貨を破壊すること』と言った。国民党は再び共産党に負ける。銃と貨幣は一緒。」と語った。

この後、懇親会。

猛烈な睡魔と闘いながらのメモであり、しかも経済は全くの不得手ですので、この報告には自信がありません。共産支那の台湾併吞・支配は、軍事力を用いずとも、経済戦略によって実現してしまう危険があるようです。これは大変なことです。私は以前、台湾の民主化は、そのまま台湾独立につながると思っていました。しかし、それは全く甘い観測でした。国民党の政権復帰などあり得ないと思っていたのに、それが現実になりました。これからの台湾は一体どうなるのか。それは日本にとってもきわめて重大な問題であります。

今日出席された在日台湾人の方は、「中共と妥協し、迎合し、中共政権との統一を志向し、容共姿勢をとっている馬英九は、蒋介石が生きていたら、銃殺ですよ」と言っていました。

帰宅後は、「政治文化情報」の原稿執筆など。

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