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2009年4月19日 (日)

千駄木庵日乗四月十八日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

母の介護保険要介護更新の調査員の方来宅。母と小生にいろいろ質問をして帰る。

午後は、「政治文化情報」発送作業。発送完了。購読者の皆様には月曜日にはお届け出来ると思います。

その後は資料の整理。

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明治維新について色々な論議が行われている。古代日本における、民族の全体性は、自然神であると共に祖先神である天照大御神をはじめとする八百万の神々に対する崇敬の心が基本となっていた。それは日本民族が自然を崇め祖靈を尊ぶという精神が強かったからに他ならない。そして神々の祭主が、天皇であられる。そうした古代から続く日本の統一性・全体性が国史の展開を通じて活き続けているのである。

明治維新は尊皇攘夷という形に現わされた国民的自覚によって行われたが、この国民的自覚は日本を神国とする神話の精神の復興にもとづき、この復興は氏神の氏神たる伊勢神宮の崇拝に根ざしている。古代における宗教的な全体性把捉が高度文化の時代になお社会変革の動力となり得たというような現象は、実際、世界に類がないのである。祖先神たる天照大御神は神として神社に祭られると共に、天皇がその地上におけるご代理としての役目を果たされた。明治維新を考える時、この点を正しく把握しなければならない。現象面のみをあげつらうだけでは、有史以来未曽有の変革だった明治維新を正しく理解することはできないと思う。

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