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2009年3月 7日 (土)

千駄木庵日乗三月六日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して、原稿校正・資料の整理など。

          ○

東京駅前の東京中央郵便局の建て替え計画に対し、鳩山邦夫総務相が局舎の歴史的価値を理由に反対している。年配の日本郵政社長を英雄気取りで面罵するようなことはあまり感心しない。やはり長幼の序は国務大臣といえどもわきまえるべきである。

しかし、皇居と東京駅との間に三十八階建ての高層ビルを建設するのはやはり反対である。こうして一つづつ超高層ビルが建設されてゆき、丸の内マンハッタン計画が進行していくことは、皇居の尊厳性を侵すことになる。

東京中央郵便局は昭和六年に建てられ、モダニズム建築の代表例として評価が高いそうだが、内部はよく知らないが、外観はそう大して美しい建物ではない。老朽化が進んだら建て直すのはやむを得ないだろう。しかし超高層ビルは困る。

三菱地所の所有である丸ビル、新丸ビル建て替えの時はこんな問題は起こらなかった。日本郵政も三菱地所と同じく民間企業である。しかし建て替えられた丸ビル・新丸ビルも高過ぎると思う。

建て替えられる前の丸ビル、新丸ビルにはよく行った。「恋の丸ビルあの窓あたり泣いて文書く人もある」と『東京行進曲』に歌われた。なかなか重厚なビルでも今のビルと違って天井も高く、トイレも広く、ゆったりとした感じであった。今でも懐かしい。新丸ビル地下のポールスターというレストランには、昼食をとりに週に一回は言った。今は昔の思い出である。商店もいわゆる老舗というのが多かった。

話は変わるが、「政府高官」とは一体どういう人のことを言うのか。また、「国策捜査」とは一体どういうことを言うのが。これが分からない。

辞書によると「国策」とは「国の政策。特に、一般の政策に対して、国家の基本的方針の意で用いられる」と書かれている。司法機関が違法行為を捜査するのは当然のことであって、すべての捜査は「法治国家」の「国策」であろう。ただし、政権党の意向によって罪の無い人を罪に陥れるということは絶対にあってはならない。しかし、戦前ならともかく、現代日本の司法制度に於いてそんなことを実際に行うことは不可能だと私は思う。メディアや民主党がまず行うべきことは、真相の解明である。

収益を追求する企業が何の見返りもないのに、あの手この手を使って多額の献金を特定の政治家にするはずがない。企業というのは、自分の利益に結びつくか、企業宣伝・企業防衛のためにならない限り、お金を出すということはまずあり得ない。これが常識である。

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