« 千駄木庵日乗三月十四日 | トップページ | 千駄木庵日乗三月十六日 »

2009年3月16日 (月)

千駄木庵日乗三月十五日

午前は、父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、日本橋高島屋にて開催中の「上村松園・松篁・淳之三代展」参観。

「日本橋高島屋美術部創設百年を記念して、日本画の正統ともいうべき上村家三代の画業を一堂に展観致します。格調高い美人画を描き続けた上村松園、写実性を追及し花鳥画を極めた松篁、花鳥画の世界を追究する淳之に受け継がれる真・善・美の極致を極めた松園の精神は、混迷する現代に日本人としての凛とした誇りを呼び覚ましてくれるかのようです」(案内書)との趣旨で開かれたもの。

松園の「花がたみ」「虫の音」「春の野図」、松篁の「芥子」「月夜」「閑庭迎秋」、淳之の「晨」「舞う」「雁金」などを見た。親・子・孫の三代が、画家として大成しそれぞれ後世にのこる見事な絵を描いているというのは稀有なことである。三人とも丁寧な写実が基本にあるが、それぞれ個性的な美の世界が構築されている。美人と花鳥風月を描いたこれだけ数多くの大作を一度の見たのは初めてであった。

会場で流されていたビデオで、上村敦之氏も同じようなことを言っておられたが、ヨーロッパの美術とくに絵画・彫刻は人物を描いているが、花鳥風月を描いたものはない。西洋人は自然というものは人間が支配するものであるとして蔑視していたからであろう。日本人は自然と共に生き、自然を大切にして来たから花鳥風月の絵が多く描かれたと思う。松園の美人画はヨーロッパの人物画とは異なり、自然と共に生きる美人の姿が描かれている。

午後六時より、市ヶ谷の私学会館にて、「蔡英文・台湾民進党主席東京講演会」開催。何康夫在日台湾同郷会会長・許世楷前台湾駐日代表が挨拶。

蔡英文主席が講演し、「民進党政権八年間の成果は台湾人意識が成長したこと。二千三百万台湾人が主権を有しているということが、台湾最大のコンセンサス。馬英九政権になってこの当たり前に事がおろそかになった。民進党政権は多元的かつ開かれた社会をつくった。政治的立場で弾圧を受けることはなくなった。馬政権になったらこれが後退した。司法によるハラスメントが起っている。馬政権は台湾を封鎖する中国に抵抗する意思はない。二〇一二年に民進党は必ず政権を取る。

民主・人権・安保の関係で、日本との健全な関係を持つべきと考えている。民進党は日本に親近感を持っている。台湾と日本は民主主義の同盟国として、アジアの繁栄に貢献して来た。

自信を持つ台湾人がいて、自身のある台湾になる。二千三百万の台湾人が台湾の将来を決定する。政権が中国に傾斜すると中国から脱することができなくなる。民進党が早く政権に戻ることが重要。国民投票を確固たるものにすることが台湾の主権を守る。

司法制度は遅れている。司法に関わる人々への人権保教育、民主主義教育が遅れている。」と語った。

帰途知人と懇談。

帰宅後は、諸雑務。

            ○

台湾は一日も早く「中華民国」体制を打倒し、「中華民国憲法」を廃し、台湾国を建国しなければならない。台湾独立を目指す集会で、団結を誇示する「建国のための歌」が全員で合唱されないのはさみしいことである。政治運動には「歌」が必要不可欠である。

|

« 千駄木庵日乗三月十四日 | トップページ | 千駄木庵日乗三月十六日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/44362341

この記事へのトラックバック一覧です: 千駄木庵日乗三月十五日:

« 千駄木庵日乗三月十四日 | トップページ | 千駄木庵日乗三月十六日 »