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2009年2月12日 (木)

千駄木庵日乗二月十一日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して「政治文化情報」の原稿執筆。

         ○

今日は紀元節・建国記念の日である。

神武天皇(神日本磐余彦火火出見尊<カムヤマトイハレヒコホホデミノミコト>とも申し上げる)が大和橿原の地に都をお開きになり、天皇に即位された日である。その年から数えて今年は二六六九年なのである。『日本書紀』には、「辛酉年(かのとのとりのとし) の春正月(はるむつき) の庚辰(かのえたつ) の朔(ついたち)、天皇橿原宮に即帝位(あまつひつぎしろしめ)す」と記されている。

神武天皇即位の日が正月朔日(むつきついたち)なのは、むつき(正月)の始めにおいて、神も天地も人も新生するという上古以来の日本人の信仰の上に立っているのである。

祭祀的統一によって成立した大和朝廷の初代の天皇が神武天皇である。稲作国家日本の祭祀的・信仰的統一、そして祭り主・天皇を中心にした國民の精神的共同體の成立を體現する御方が神武天皇なのである。

外國では、太古の王家も古代國家もそして古代民族信仰もとっくに姿を消し、その後に現れた王家は武力による征服者であり、その後に現れた國家は権力國家であり、その後に現れた信仰は排他的な教団宗教である。古代オリエントや古代シナにおいては、祭祀を中心とする共同體が武力征服王朝によって破壊されてしまった。

 それに比してわが日本は、古代からの祭祀主を中心とする共同體國家が今日までも続いている世界唯一の國なのである。今日は皇室祭祀だけでなく、全國各地の神社で祭祀が続けられている。まことにありがたき事実である。

今日は国民全体がこぞって祝い、その意義を深くかみしめるべき日である。しかるに、今日の新聞・テレビは、公共放送たるNHKの含めて、紀元節・建国記念の日に関する番組も記事もを一切報道しなかった。何んともおかしなことである。いかに今の日本がおかしくなっているかを証明している。

宣伝めいて恐縮ながら、『世界日報』本日号に、「建国記念の日特集」として「建国の舞台となった熊野、吉野、大和」と題する小生のインタビュー記事が掲載された。興味のある方はどうかお読みいただきたく存じます。

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受信: 2009年2月13日 (金) 14時40分

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