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2009年2月23日 (月)

千駄木庵日乗二月二十二日

午前は父母のお世話。

午後はある歌手の方と懇談。近く開かれる発表会で、『萬葉集』のユーモアのある歌に曲をつけて歌いたいとのことで色々相談。

この後、「政界往来」の連載原稿執筆、完成、送付。

       ○

最近、猪木正道氏の『軍国日本の興亡』という本を読んだ。書名から分かるように、「日本は満州事変から終戦までの日本の行動は侵略戦争であった。米・英・ソを敵に回し、支那大陸に軍を進めるなどという狂気の沙汰だ」ということが綿々とつづられている。

そして猪木氏はこの本で、「『天皇親政』という思想は神がかり・幻であり、立憲君主制と矛盾する。この思想が戦争に導いた」と主張している。ところが「二・二六事件は、昭和天皇の厳然たる御命令のお陰で見事に鎮圧された」と書いている。全く矛盾する論議である。昭和天皇が、立憲君主制の枠を超えられて、天皇親政の実を発揮されたからこそ、二・二六事件は鎮圧されたのである。終戦の御聖断も同じである。天皇親政は決して幻ではないし、日本を戦争に導いた原因ではなかった。

猪木氏はこの本は、米英支ソに対して極めて甘く、日本に対して極めて厳しい全く一方的な歴史観に支配されている。防衛大学校長がこうした論議を堂々と本にして発表しても何の批判も起こらず、「日本は侵略国家ではなかった」という正論を発表した田母神空幕長が、袋叩きにあったということは、今の日本がいかにおかしくなっているかを証明している。

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