« 千駄木庵日乗一月五日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月七日 »

2009年1月 7日 (水)

千駄木庵日乗一月六日

午前は母のお世話。

午後は原稿執筆。その後、病院に赴き、父の付き添い。

帰宅後も原稿執筆。

         ○

物質文明及び経済至上主義の行きづまりによる今日の混迷を打開するためには、正しき「宗教精神」への回帰が大切である。

 しかし、「宗教精神」への回帰とは、安易にしていかがわしい神秘主義や狂信的な教団宗教へのよりかかりであってはならない。むしろそうしたものを厳しく否定しなければならない。

 教団宗教は、往々にして排他独善の姿勢に陥りやすい。世界の宗教史は宗教戦争の歴史といっても過言ではない原因はここにある。そして今日それが日本国内においても世界においてもますます激化してきている。イスラエルとパレスチナとの戦いを見れば明らかである。 

 日本伝統信仰すなわち神道は「神への祭り」を行い、「神の道」に随順して生きる事を大切にしている。これが、わが国の伝統的な信仰精神の基本である。つまり日本神道の本質は、一神教とは異なり、特定の人物によって書かれた教条・教義の中には無いのである。文字通り「神」及び「道」のそのものの中にあるのである。我々日本人は、その「神」を祭り「神の道」を現実に生きることによって宗教的安穏を得るのである。

 今日の日本人には、西洋精神の影響を受けて自然への畏敬の念を失ってしまった人が多いが、古来、日本人は自然を神として拝み尊んでいた。そうした日本民族が継承してきた伝統的な正しき信仰精神を正しく継承し現代において生かす事が必要なのである。

 日本の伝統信仰は自然神秘思想であることは間違いないが、全てを神や仏という絶対者の支配に任せ、科学的思考・合理的思考を拒絶するという考え方ではない。

 「神への回帰」「自然への畏敬」という精神性を重視した世界観・文明観を確立することが、これからの人類の生存のために不可欠である。ゆえに、神道(神ながらの道)という精神伝統を保持する日本が、新しい文明を切り開いていく可能性が非常に高いのである。このことを日本国民が自覚し、正しい道を歩まねばならない。

|

« 千駄木庵日乗一月五日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月七日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/43663279

この記事へのトラックバック一覧です: 千駄木庵日乗一月六日:

« 千駄木庵日乗一月五日 | トップページ | 千駄木庵日乗一月七日 »