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2009年1月31日 (土)

千駄木庵日乗一月三十日

午前は父母のお世話。

午後一時より、内幸町の日本記者クラブにて、「マスコミ総合研究所新春研究會」開催。阿部穆氏司会。

台北駐日経済文化代表処副代表の羅坤燦氏が講演し、「いま台湾では、終戦直後に日本に帰った日本人教師の事を描いた映画が大変な好評を博している。台湾と日本との特別な感情は、台湾人と日本人にしか分からない。第三者には分からない。

去年九月、馬英九総統は台日関係を『特別なパートナー』と位置付けた。そして今年は特別なパートナーシップ促進の年とした。昨年台日間の往来は二五〇万人に上った。北海道を訪れる外国人観光客の半分は台湾人。台日は共通の価値観と歴史認識がある。これは政権交代で影響を受けるものではない。日台相互協力を強化すべし。

台湾と中国の関係は不可欠。国内と国際社会の支持を受けている。一部の国民が異なった主張を持っている。対中和解は日本にとっても有利。台湾は中華民国憲法があり、総統は中華民国の総統である。中国との関係は国際関係ではない。

米国からの武器輸入については情報が不足しているので何も言えない。台湾は独自の防衛力を増強しなければならない。日米安保は東アジアの安定のために必要。

自由・民主・人権・法治は維持しなければいけない。台湾にはこれらが存在している。それを守るためには日本の応援が必要。日本人に『台湾は危険』と思って頂いているのは非常にありがたい。」と語った。

この後、懇親会が行われた。

本来は、馮寄台駐日代表が講演するはずだったが、急にキャンセルになった。何でも連戦氏が訪日しているからだというるしかし、この講演会は二カ月も前から決まっていたことだし、たった二時間くらいの時間的余裕がないはずがない。昨年、別の会合でも、馮寄台駐日代表の講演がドタキャンになったことがある。台湾独立支持者の多い会合には出たくないのではないかと疑いたくなる。

台湾の政治対立は、単に政策の違いとか、与野党の権力争奪戦などという生易しいものではない。違う民族の対立であり、異なるアイデンティティを持った勢力が戦っているのである。それだけ深刻なのである。

民進党・陳水扁政権が、もっとしっかりしていれば、国民党が政権を復帰することはなかった。特に、陳水扁氏の責任は大きい。ただし、共産支那との関係については、日米が民進党政権の台湾独立志向の政策をもっと強力に支持すべきであった。台湾が、日米の後押しも支援も協力もなく、共産支那の軍事的政治的経済的圧迫に抗するのは極めて困難なことである。日本政府か、共産支那に遠慮して、台湾独立を支持しないのは全く間違っている。

帰宅後は、ある新聞のインタビューを受ける。「建国記念日特集」ために、日本建国の精神と「萬葉集」について、とくに、吉野・熊野と日本建国の関係を中心に語らせていただいた。

夜は、資料整理。

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