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2008年11月16日 (日)

千駄木庵日乗十一月十五日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後一時半より、東池袋の豊島区生活産業プラザにて、『アジア太平洋交流学会例会』開催。久保田信之会長が挨拶。菅沼光弘アジア社会経済開発協会会長が講演し、「アメリカ大統領・台湾総統が変わった。韓国李明博大統領の任期は二〇一三年まで。中国は鄧小平の改革開放以来三〇年。『日中平和条約』締結以来三〇年。来年は建国六〇年、負の遺産の天安門事件以来二〇年。ダライラマ亡命以来五〇年。二〇一〇年は上海万博。二〇一〇年は日韓併合以来一〇〇周年に当たる。南北政権が日本に対してどういう動きをするかが日本にとって重要。二〇一一年は中国共産党創立九〇年。中共の正統性が大問題となる。

日本国民を拉致していること自体、北がテロ国家であるということ。アメリカは同盟国日本と敵対国北朝鮮とどちらが大事なのか。拉致は一九七〇年代終わりごろから起った。

二〇〇五年の六カ国会談の『共同声明』第三項でエネルギー・貿易・投資の面で協力することを約束。中国はどんどん投資している。日本だけが経済制裁しても何の意味があるか。アメリカの対北政策が一八〇度変化した。北と戦争になると核戦争になるので話し合いしかない。話し合いの延長線上に米朝国交正常化がある。北は圧倒的な米軍事力に対抗するには核しかない。

日本の警察も公安調査庁も佐渡のジェンキンスさんから徹底した事情聴取をしていない。アメリカは聴取した。アメリカ政府は拉致問題に関する情報を日本に寄越さない。こんなアメリカに拉致問題を何とかしてくれとお願いに行っていいのか。

北がつぶれたら中国の巨大投資はパーになる。韓国も同じ。イギリスはロンドンで北の企業を上場させている。ピョンヤンからロンドンを経て日本の銀行に教育援助金というのが送られて来ていた。イギリス資本で白頭山に高級ホテルを作った。ドイツも友好関係。

日本は自分で考え自分の力で解決しなければならない。しかるに日本には力がない。日本は青少年の近現代史をきちんと教えていない。日韓貿易はずっと日本の黒字。韓国経済は日本の影響下にある。日朝国交正常化すれば、朝鮮半島は日本経済の影響下に入る。アメリカはある地域の覇権国が出来るのを嫌う。

『失われた十五年』とはアメリカとの経済摩擦で日本が叩き潰されたこと。アメリカは日本の政治家を脅す材料を何でも持っている。アメリカの要請で田中さんを切った堀田さんは検事総長になれなかった。

日本の先人は三十六年間の統治の間、朝鮮の事を物凄く研究した。日本が朝鮮の事を一番よく知っているのに、その成果が今の外交に生かせていない。

諜報機関は、人と建物と金があればいいわけではない。これから作って機能させるのは五年かかる。日本に国策がない。北に行く国会議員の口実は拉致問題の解決だが、経済利権とゴチャゴチャになっている。外務省の最大の目的は戦後処理。だから日本の世論と行き違いがある。

公安調査庁は諜報機関ではない。破防法を執行するための役所。朝鮮総連と日共の後ろにソ連・中国・北朝鮮があったから、その動向を調査した。それが対外情報収集機関と同じことをすることとなった。中国では『公安』は警察の事。『調査統計局』は諜報機関。日テレもフジテレビもソ連・中国に対抗する番組を作らせるためにCIAが作った。アメリカ・中国の諜報機関は政策遂行のためなら人も殺す。CIAによって何人の国家元首が殺されたか。だから公安調査庁と言うと中国人は震えあがる。日本に本当の諜報機関があれば。金正男を捕えて、北との交渉に利用した。」と語った。

この後、久保田氏らと懇談。

帰宅後は、書状執筆・資料整理など。

          ○

菅沼氏の講演は初めて聞いたが、相当強烈な対米不信感を持っているのに驚いた。公安調査庁というのは重要な役所である。ところがその最高責任者が退官後、朝鮮総連と商売上の取引していたというのだから困ったことである。このことを質問しようと思ったが、時間が限られていてできなかったのが残念である。

戦後日本は国家の安全というものに基本的な認識が欠けている。危機感がない。「アメリカが守ってくれる」という意識がある。しかし、そのアメリカは国益に従って動く。日本が逆らえばつぶしにかける。日本が真に自立した国になるのを妨害するのはアメリカかもしれない。日本の中に、支那や朝鮮やアメリカの手先がいるのが最も問題なのである。

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