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2008年11月 9日 (日)

千駄木庵日乗十一月八日

未明。父の容態に変化があり、看護。小康を取り戻す。

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、渋谷道玄坂のフォーラムエイトにて、「日台関係研究會」開催。玉井清慶応義塾大学教授が講演し、「台湾人は今の台湾の満足している。若者の視線が内向きになっている。私が台湾にいた頃、メディアは陳水扁の不正疑惑一色だった。国民党が政権に復帰したのは、経済が良くないからと言われる。統計的にはそうなる。しかし、私の実感では、経済はそんなに悪くなっていない。ホームレスは日本の方が多い。経済的にひっぱくした人が街に溢れているわけではない。食堂も安いだけでは客が来なくなっている。少し高くても清潔な店が繁盛している。街の再開発が進行している。肉料理よりもヘルシーな食べ物を好むようになっている。

パンダが台湾に来ると、かつての日本に来た時と同じような騒ぎなるのではないか。日本は中国にべら棒な賃貸料を払わされたが、台湾に対して『中国は国内だから賃貸料は要らない』と言っている。したたかな戦略。

台湾史の研究が進んでいる。日本時代の表記は、以前は『日據時代・日據時期』であったが、李登輝時代の誕生以来、『日治時代・日治時期』になっている。しかし、公文書は未だに前者の表記。

台湾民衆の『現状維持』とは『中国と事を構えてまで何かをやらなくていい』というのと『中国と一緒になるのは真っ平御免』の二つ。中国への憧れはなく、日本への憧れが強い。コンビニなどは日本文化が溢れている。蔡焜燦さんの日本文は見事。これほどの名文を書く人は日本人にも少ない。」と語った。

帰途、知人と懇談。

帰宅後は原稿執筆。

           ○

最近台湾に行っていないので、今日の話は大変勉強になった。やはり台湾は友邦である。最も大切にしなければならない国である。

台湾の行く末は台湾人自身が決めるべきである。しかし、共産支那の恫喝下における台湾人の意志が真に自由に表明された意志ではない。かつての同胞・台湾人がより繁栄し平和であり続けることを祈る。

あまりに共産支那に傾斜した馬英九政権への反発が高まっている。台湾を日本の友邦としてつなぎ止めることが何より大事である。それには日本が、文化・経済・政治などあらゆる面において、台湾への協力を行うべきである。

李登輝氏は「尖閣は日本領だ」と明言した。台湾内部には批判が起っているようだが、李登輝氏は正論を述べたのである。李登輝氏は本当に立派な人物である。

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