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2008年11月25日 (火)

千駄木庵日乗十一月二十四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、新宿の花園神社にて、『野分祭』執行。祭詞奏上・祭文奏上・「英靈の声」拝聴・檄文朗読・玉串奉奠などが行われた。

この後、富岡幸一郎関東学院大学教授が講演し、「両烈士が命を懸けて訴えた本当の日本をとり戻すということが、その後の世代に突きつけられて来た。今も『檄文』そのものの状況にある。

田母神氏の事で、シビリアンコントロールという言葉が無意味・無制限に使われた。政治家が自衛隊幹部の人事権に公然と介入した。『檄文』には『英米のシヴィリアン・コントロールは、軍政に関する財政上のコントロールである。日本のやうに人事権まで奪はれて去勢され、変節常なき政治家に操られ、党利党略に利用されることではない』と書かれている。

また、『アメリカは真の日本の自主的軍隊が日本の国土を守ることを喜ばないのは自明である。あと二年のうちに自主性を回復せねば、左派のいふ如く、自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終わるであらう。』と書かれている。決起の二年後の七二年にアメリカと中国の手打ちがあった。チベット独立闘争へのアメリカの支援が無くなった。今日、米中同盟がカジノ資本主義を支えている。『アーミテージレポート』は『米中は利益共有者になる』と書いている。その真ん中に日本がある。米中同盟が日本を軍事的に封じ込める。『檄文』の指摘は的中した。

森田必勝氏は、その論文で、『核は将来の資源であり、核防条約は大国による核エネルギー・核兵器の独占だ』と論じた。資源ナショナリズムが勃興した時、核の独占は決定的な問題となる。NPT体制は崩壊しつつある。日本の国民感情は核アレルギーから脱しきれない。『核』という問題をしっかりと議論すべし。

平和を守るために暴力は必要。自己を護るには自己放棄の思想が必要。日本文化を護るためには剣が必要。戦後日本は『菊と刀』の連環を断ち切ってしまった。自主的核武装をすべし。ただし、決して先制攻撃に核を使わない。

日本文化は芸術作品だけでなく、行動及び行動様式も包含する。日本人の行動には西洋人の想像し得ない不思議な要素がある。無効を承知で行動する。大仏次郎は『天皇の世紀』で『吉田松陰は外国人には理解できない。最早、日本人も松陰を理解出来るとは言えない』と書いた。

森田氏は『伊勢神宮に参拝し内宮の日の丸を仰ぎ、万歳を叫ばずにはいられなかった』とその『日記』に書いている。自然な心、自ずからなる心、素直な心に日本がある。自ずからなる日本への思いが義擧につながった。」と語った。

帰宅後は、『政界往来』の連載原稿執筆・完成・送付。

          ○

日本は今岐路に立たされている。「日米関係」も「日中関係」も、日本が真に自立しなければ正しく構築できないし機能しない。精神的には、日本人の自覚・「自ずからなる日本を愛する心」を回復しなければならない。軍事的には、自主防衛体制の確立即ち核武装が必要であろう。それが「菊と刀」の精神であろう。

戦後の「平和主義」を絶対のものとしてこれからも維持し続けて行くことは、日本が米中の属国であり続けるということである。それで良いという勢力が今の日本を支配している。これを突き崩さねばならない。そうしてこそ、日本は真の意味の平和国家、文化国家となるのである。戦後の似非平和主義を一掃すべきである。

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