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2008年11月15日 (土)

千駄木庵日乗十一月十四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は諸雑務。

午後四時より、赤坂の日本財団ビルにて、『東京財団フォーラム』開催。久保文明東京大学法学部教授が、「オバマ大統領の誕生と新政権の方向性」と題して講演し、「オバマとマケインの支持者の構造の違いが重要。オバマには熱狂的支持者・積極的支持者が多かった。人種よりも年齢の方が問題だった。白人票がかなりオバマに流れている。北部と南部とでは白人の動向が異なった。三十歳以下の若者はオバマ支持。世代の違いが顕著に出たのは珍しい。黒人の九0%、ヒスパニックの七0%がオバマ支持。

今回の結果が民主党として永続的になると安心できない。奴隷制度のあった国で、一三%という少数派の黒人が大統領になったのは歴史的意味がある。経済的格差に苦しんでいる集団から大統領が登場したのには歴史的意味がある。これから四年間の累積効果は大きい。三十歳以下の白人の投票行動には、人種に対するこだわりはない。これからそういう人が多くなっていく。寛容度が増していく。しかしこれから次から次へと黒人が大統領になるとは限らない。

オバマは大恐慌時代の時代の大統領と似ている。フーバー大統領の失政を繰り返すかもしれない。金融危機・経済危機にうまく対処できれば、一九三二年の選挙に大勝し、三〇年間の民主党多数体制を再現することになる。民主党にとって永続的多数派になるチャンス。

イラク戦争への批判が強く、共和党の保守路線への批判があった。共和党のイメージがヒスパニックの間で悪くなっていた。

日本では、クリントン時代の良くない思い出があり、ブッシュ時代は良かったということで、共和党の方が良いと言われているが、通商問題でそれほどきつくならない。金融危機も日本が一定程度貢献できる。

共和党だったパウエルやアイゼンハワーの孫もオバマを支持した。暗殺の危険があると言うが、白人の大統領も暗殺された。黒人だから危険とは言えない。

財政赤字は深刻。かなり大規模な公金投入を行う。その後公共投資を行う。経済が悪くなると、アメリカの大らかさが減って来る。それは日本には向かって来ない。中国に向かって行くであろう。自由貿易を広げるという流れからは一時的に転換するのではないか。

中国が軍事力を増やしているのに、日本が軍事力を削減しているのは、アメリカに頼ろうとしているのだと言う人もいる。九・一一以降、アメリカを直接攻撃するテロがある。同盟国である日本が手助けをしてほしいというアメリカの期待がある。基地を提供しているという日本の言い分とすれ違っている。日本の出来ることはこれだけであると、外務省がアメリカを説得するしかない。

宗教的保守はかなりマケインに入れている。バイブルには減税という言葉はない。ミサイル防衛をバイブルから直接引き出すのは難しい。ブッシュはミサイル防衛を進め、グルジア問題でも厳しい対応をした。アメリカ全体からロシアは疑惑の目で見られている。ロシアはかつてのエンパイア(帝国主義)を望んでいるのではないかと思われているので、オバマがあまりハト派的政策をとることはない。」と語った。

             ○

我が国はアメリカの大統領に誰がなろうと、一喜一憂すべきではないということである。対米関係も日本が従属的であってはならない。基地を提供しているのだから、もっと堂々と対するべきである。わが國は戦後一貫して、ロシア・支那・南北朝鮮やアメリカに対して、弱腰である。その原因はどこにあるのか。

それは田母神俊雄・航空幕僚長がきちんと次のように論じている。

「東京裁判はあの戦争の責任を全て日本に押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロールは戦後63 年を経てもなお日本人を惑わせている。マインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば日本のアメリカ化が加速する。日本の経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法もアメリカのシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか。日本国民は20 年前と今とではどちらが心安らかに暮らしているのだろうか。日本は良い国に向かっているのだろうか。私は日米同盟を否定しているわけではない。アジア地域の安定のためには良好な日米関係が必須である。但し日米関係は必要なときに助け合う良好な親子関係のようなものであることが望ましい。子供がいつまでも親に頼りきっているような関係は改善の必要があると思っている。」

「私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。」

こうした正論を封殺する政府・与野党・偏向マスコミなどの反日勢力は全く間違っている。自虐史観・東京裁判史観の清算なくして将来の日本は無い。

帰途、知人と懇談。

帰宅後は書状執筆。

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