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2008年10月11日 (土)

千駄木庵日乗十月十日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して原稿執筆。

夜、父の容態に変化があり、看病。

               ○

わが国やアメリカは、今、与野党が激しく対立しています。しかしこれはあくまでも同じ民族と言いますか、同じ国民の間での対立です。ところが台湾の与野党の対立はそうではありません。台湾人と支那人の対立なのです。「私は台湾人である」と自覚している人たちと「私は中国人である」と自覚している人たちとの対立であります。それだけ深刻であります。「台湾は中国から独立しなければならない」と考えている人と、「台湾は中国と統一しなければならない」と考えている人との対立は、これまで半世紀以上にわたって続いてきました。これは政治政策の違いとか経済政策の違いなどという生易しいものではありません。この対立では、多くの人々が殺されたり、獄に入れられたりしたのです。もちろん言論の自由・集会結社の自由・学問の自由も侵害され続けました。

昔の国民党は、台湾独立は弾圧しましたが、共産支那とも対立していました。台湾はアジアにおける反共の防波堤と言われていました。ところが、今日の国民党は、共産支那との融和政策を進めています。のみならず、反日の姿勢を示し始めています。ただし、台湾の人口の八割方は、台湾人という意識が強いと思われます。故に共産支那との統一を望んでいる人は少ないと思います。

多くの台湾人は、現状維持、すなわち支那と決定的に対立することになる独立もしないが、支那との統一もしない方がいいと思っているといわれています。しかし、散々台湾人をいじめてきた支那人(いわゆる外省人)に対する反感はそう簡単に払拭されないでしょう。

台湾の将来は台湾に生活している人々が決定すべきであります。しかし、かつての同胞であり、世界で最も親日的な国である台湾が、反日国家になることだけは防がなければなりません。そのために我々は台湾人との友好関係の強化に努めなければならないと思います。

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