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2008年9月 7日 (日)

千駄木庵日乗九月六日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、内幸町の日本プレスセンターにて「アジア問題懇話会例会」開催。

櫻井よしこさんが講演し、「中国はユーラシア大陸における基盤をかなり固めた。二○○四年にロシアとの間で国境問題完全解決を発表。これは政治的妥協。どちらにとってもそれが有利。二○○一年に国内民族問題を収め、中央アジアを引き入れるために上海協力機構を作った。二○○六年に台湾侵攻を念頭に置いたロシアと大軍事演習を行った。中国が国力を強めれば、国境はどんどん外に広がっていく。オーストラリアは中国移民が増加している。

馬英九政権になってアメリカは武器を台湾に売らないということになった。国民党は中国との交流によって経済繁栄を図り台湾を存立させるという考え。経済だけが台湾存立の基盤とはなり得ない。中国は軍事のツボを押さえる戦略をとってくる。

我が国は米中が手を結んだら活路はない。普天間基地問題でアメリカが日本に不信感を抱く。キッシンジャー以来、アメリカは日本を同等の国として認めていない。日本は米中に対して言うべきことは言うべし。政治力を支えるのは軍事力ということを認識すべし。いかなる国も適正な軍事力がなければ政治的発言力を持ち得ない。

一九七八年の『日中平和友好条約』は大失敗。何の条件もつけずに対中経済協力に踏み出した。『尖閣問題は次の世代が解決する』と言って棚上げにした。一九九二年に中国は一方的に『領海法』を作って尖閣は自国領だと宣言した。日本には対中国国家戦略がなかった。日本の経済援助が軍事力に転用された。

台湾に外省人政権がこのまま続くとは思えない。台湾人の意志は現状維持が大半。台湾人に呼びかけた協力関係を構築すべし。

特別永住者に外国籍のままで参政権を与えるのはとんでもない。民団は被選挙権も欲しいと言う。特別永住者の帰化条件を緩和して特別永住者をゼロにするのが好ましい。小沢民主党は李明博政権との関係を良くするためと自公切り離しのために地方参政権付与を言っている。政党レベルの利益で地方参政権が出てくるのを阻止すべし。パスポートに『中国』と書かれていても、台湾・チベット・ウイグルのような友好国の人はもっと受け入れるべし。日本にとって深刻な問題は漢民族との対峙。

靖国神社問題は日本側が作り出した。七八年にいわゆる『A級戦犯合祀』が報道された時、中国・韓国は何にも言わなかった。当時の中国はソ連と対立し、日本に対して軍事費を増やせと言っていた。北方領土奪還を援助するとも言った。戦後の歴史教育は根本的に見直さなければならない。」と語った。この後質疑応答。

午後六時より、神田学士会館にて「憲法懇話会」開催。高乗正臣平成国際大学教授が座長となり、「憲法懇話会憲法試案作成の前提」について討論。

「憲法は立国法に基づいて存立する。憲法は統治組織について定める法である。憲法は成分法規の中で最高法規である。」「いかなる国の憲法もその国の立国法を否定し、国家の存立を危うくする革命、もしくは無政府主義を目的とする活動を認めない」「「立国法とは立国の精神または道徳的理想を根幹としてその国の最も基本的な伝統的秩序を樹立するもの」「憲法は、立国の理想に違反しない限り学問、思想、信条、芸術、言論、信教の自由に干渉すべきではない」などということを論じ合った。

              ○

日本国は天皇を祭祀主と仰ぐ信仰共同体である。これがわが国の國體であり、立国法であり不文憲法。成文憲法は日本國體の本姿を正しく成文化したものでなければならない。現行占領憲法は、日本國體の本姿を正しく成文化していない。主権在民論は、西洋の権力国家の思想である。わが国は日本天皇と国民が権力を争奪した歴史は全くない。日本國體・立国法を正しく成文化している憲法に回帰すべきである。

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